【大ブームの完全フカセキハダゲーム!】モンスターキハダを狙うためのテクニックと注意点、きくりんのタックルを紹介
菊池 雄一(きくち ゆういち) プロフィール
和歌山・潮岬沖のイワシの完全フカセキハダゲーム
2024年最後の連載原稿は、近年大ブームを起こしている、和歌山・潮岬沖のイワシを使った完全フカセキハダゲームです。エキサイティングな釣りなので、ぜひチャレンジしてくださいませ!
11月23日に、私自身チャレンジしてきました。
当日は、全体的に非常に厳しい状況でした。何とか本ガツオのみの釣果でしたが、25日のタイミングでは、また釣果が復調し、モンスターキハダが上がっており、まだまだチャンスがあると思います!
友人が後日、釣り上げた40㎏オーバーのキハダは、やっぱりかっこイイです!
この釣りにチャレンジする際に、下記のタックルや釣り方、注意点を意識してもらえればよいかと思いますので、参考にしてください。
さて、釣り方ですが、写真のようにイワシの真ん中辺りから針を入れて、一旦針先を出して、もう1度針先をイワシの中に入れる形でセットします。
流し方はドテラ流しになるため、まずはマキエのイワシを撒いて、そのエサに同調させる形で、ラインを入れていきます。
エサが馴染み、一定のラインまで沈むように30~35m前後はラインを事前に出しておいて、流していきます。
流している間はクラッチを切った状態なので、フォールブレーキダイヤルを調整しながら、ラインを送り込んで、アタリを待ちます。
100m(フロロ分)を流すと、その場で数分待ってアタリがなければ回収し、再度エサとマキエを入れて流す、シンプルな釣りです。
注意点ですが、まとめると以下の通りになります。
1回4尾程度でよいので、細かく撒くと効果的です。イワシは寄せる効果が強いため、多くマキエをしなくても十分です。
回収時には必ず何度か強いアワセを入れて、エサのイワシが針から外れるようにしてください。イワシが掛かったまま回収すると、糸が撚れます。
ラインが走る、すなわちキハダがヒットした瞬間にクラッチをONにし、即座に強いアワセを入れてください。針が飲まれると、歯でラインブレイクを起こします。キハダはエサを飲み込む魚なので、テンションを掛けてカンヌキに針掛かりさせることが、非常に重要です。
ファーストランが止まれば、そこからは攻めの姿勢でのファイトで一気に弱らせるイメージです。中層でサメが待ち構えていることも多いので、その場合は強引にやり取りをしてください。マグロリングを入れて動きが止まれば、一気に勝負をかけるのが基本です。
フロロを送り込む際は、バックラッシュに気を付けながら流してください。釣行直前に、フロロを10mは最低出して、強く引っ張って糸グセをできるだけなくした状態で、釣行に挑むのがベストです。
きくりんの完全フカセキハダゲームのタックル
・ロッド:ゴウイン ブル GS HH-175・Y
・リール:シーボーグG800 MJ
・ライン:UVF PEデュラセンサーX8EX+Si3・8号300mにフロロ26号を100mセット
・フック:キハダ用針20号前後(坂本結び)