大型ギスを狙うなら、28cmのヒジタタキもヒットした実績がある兵庫県明石の明石川尻がピカイチと釣行。
ここは、満潮時は砂浜も狭くてポイントも限られてしまう。
しかし、潮が引くと川尻には広々とした瀬が現れ、沖合へ約50mも先に釣座が取れる。
明石川尻は干潮時しか釣ることができない。
なので、時間の制約はあるが、簡単に深場を狙うことができる。
大型キスもよく釣れる穴場でもある。

潮が引いた川尻の瀬でスローにサビく筆者
当日は小潮で、干潮が9時頃なので、現地に6時到着。暑い中を川尻へ行くと、早くも潮は下げて、期待の川尻には瀬が現れていた。
さっそく、タックルの準備。
■タックル
・投げ竿:トーナメントプロキャスターAGS30号
・リール:トーナメントサーフ35。
オモリはフロートシンカーG27号。キス針6号の5本針に、エサの石ゴカイを刺して軽くキャスト。
スローでサビくと、すぐにコンコンと連続してアタリがあり、小さな小ダイのダブル。
次は嫌なガッチョと外道のオンパレード。
しかも、長雨の影響でゴミなどが溜まり、根掛かりも多発と最悪。
最近は雨もなく、潮も澄んでベストコンディションだが、キスがいない。
仕方がないので「キスは足で釣れ」と言われるように、潮が引いて広がった瀬を移動しながら探って行く。
しばらくして沖向きでブルン、ブルルンとキスの心地よいアタリがあり、18cm級がようやくヒット。
まだまだ型には不満だが、パールピンクに輝く海の女王にはウットリした。

狙いの大型は出なかったが、18cmを頭にキス13尾の筆者の釣果
潮は東へとスピードを増して流れ、チャンス到来だが、アタるのは15cm前後の小型ばかり。
8時頃にはゴンゴン、ギューンと強烈なアタリがあった。
何度も竿をノサれて必死で対応したが、最後はハリスが切れて相手の怪力に完敗。
大チヌかヒラメか、惜しいことをした。
ここは日陰もなく、カンカン照りで猛烈な暑さ。
何とか25cmオーバーの大ギスが欲しいと広範囲に探った。
しかし、今回は小型キスばかりで潮も止まり、暑さに負けて9時過ぎに納竿とした。
この日の釣果はキス15~18cm13尾。
当日はこの釣果だったが、過去にはヒジタタキ級も釣れているので、ぜひ釣行して狙ってみてほしい。
電車なら、JR明石駅下車、南西へ徒歩約15分。車は第二神明道路の大蔵谷インタで下り、すぐを左折して南進。旧国道250号を西へ。明石川の手前を左折して新浜へ。入り口の西側に駐車スペースがあり
【三木市 松尾幸浩】