2025年、シマノから驚愕の軽量アユロッドが登場。
リミテッド プロ FW ライトスペシャル
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その軽さ、85レングスで「172g」。
シマノ史上最軽量となる「リミテッド プロ FW ライトスペシャル」。カタログスペックだけでも十二分に軽いが、自重以上に持ち軽さ・振り軽さを向上させ、さらには風の抵抗を減少させることにも成功。
軽く、操作性に優れたこのロッド。今までにない高精度な釣りが行えるようになるのではないか? と、気持ちを高ぶらせられて仕方がない。
新生「LightSpecial」は実釣性能を徹底的に鍛え抜かれている。軽いロッド=シーズン序盤を軽やかにこなすロッドというイメージを払拭し、シーズン後期の良型アユも難なく獲れる。つまり、年中ストレスなく振っていられる竿となっている。
その強さの核を担うのは、ブランクスのツブレやネジレを抑制し、あらゆる方向からの曲がりに対して強度に優れる“スパイラルXコア”。超軽量ロッドに採用される肉薄構造の弱点をカバーし、オトリ操作や取り込み動作といった瞬時のパワーが求められる場面もスムーズに釣りこなす。また、曲がりのバランスを精密にチューニングすることでパワーロスを徹底的に抑制しブランクスのパワーが最大限に発揮される美しいロッドカーブも特徴といえる。
また、竿を動かした際に発生するブレを抑え、狙いの場所でオトリをピタッ! と止められる絶妙な「張り」を追求。攻めの精度を格段に向上させる胴ブレしないシャープ感がありながらも、穂先はしなやかでオトリに優しく、オバセのコントロールがしやすくなっているそうだ。
松本 一平が語る 「2000尾以上の鮎を掛けて実感した磨き抜かれた実釣性能」
2024年シーズンは地元の日高川龍神を始め、富田川に熊野川に有田川と和歌山県の河川を中心に新生「Light Special」を文字通り使い倒していました。ときには21〜23cmの数釣りや最高122尾という束釣りもできました。慎重にではありますが24cm、25cmクラスも容赦なく引き抜きました。まさに酷使と言える使い方をしたのですが、この竿の限界性能を知るうえでも大事なテストだったと思います。
もちろん25cmは適正サイズ外。テストとはいえ慎重に、コツをつかんだうえでやっています。2000尾以上の鮎をこの竿で掛けてきましたが破損のトラブルは一度もありません。適正サイズの上限である20cm級であれば、特徴である繊細なオトリ操作を無理なくこなせ、しっかり胴にタメていれば不安感なくスッと抜けてきます。そして好循環に導くことができるはずです。
軽量を謳うロッドにはどうしても「頼りない」「無理ができない」といったイメージがつきまといますが、この竿はリミテッドプロならではの超高弾性カーボン素材をメインに採用することで、シャキッとした張りがあり、曲げの力に対して十分な反発力を発揮してくれます。
私は2年前にスペシャル競ライトスティンガーにも関わらせてもらいましたが、この竿はいい意味でアソビを大きくし、張りが強めのテンションでも操作できる全体にマイルドな軽量モデルでした。一方今作は泳がせ操作に特化させたシャープな調子を目指してテストを重ねた竿です。
やっぱりリミプロモデルだけあって竿自体のレスポンスは圧巻です。弾性率の高いカーボンを採用していますが強い反発力だけでなく粘りを生み出す性能も合わせもっていると感じます。ライトスティンガーと比較してもパワーがあるのに軽いんです。
圧倒的な軽さ、それに見合わぬパワー、優れた操作性。新生「Light Special」を語るならこの3点を強調したいところですが、私は「しなやかさ」も釣果に直結する大きな要素として挙げておきたい。
1番、2番がやや軟らかい先調子に仕上がっています。前述のように胴の部分には張りがあって鮎が掛かって曲がり込むと反発力や粘りが働きます。一方の1番、2番のしなやかさは、オトリの打ち込みや打ち返しの際にいい仕事をしてくれる。例えば、大石周りに入れたオトリを反対の面へ動かしたい。そんな細かい操作を高精度にこなすには、しなやかな穂先とブレない胴の張りが必要です。この竿はそのバランスに優れているので、狙いどおりのオトリ操作ができるんです。
しなやかな穂先はフロロカーボンやナイロンラインとの相性も抜群にいい。近年の私は複合メタルを愛用していた時期もありましたが、この竿のテストではフロロをメインに釣り込みました。フロロを使った釣り方はイトフケを管理した泳がせ釣りが中心になります。
当然ながら複合や単線などのメタル系ラインに比べフロロのほうが感度は劣ります。しかし弾性率の高いカーボンと超軽量な自重、絶妙な張りをもたせたシャープな調子によってフロロの水中イトでも手もとに前アタリが響いてきます。加えてしなやかな穂先はイトフケの微調整をしやすく、オトリを何度も入れ直すピンスポットの撃ち込みにおいてもオトリの元気度の持続に大きく貢献しています。一連の動きを竿が腕の一部になったかのように行える超高精度な操作感をぜひとも多くの人に体感していただきたいですね。
出典:シマノ
スペック
品番 | 全長(m) | H表示 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 元径(mm) | 適合オモリ(号) | 適合水中糸(ナイロン・号) | 適合水中糸(メタル・号) | カーボン含有率(%) | 本体価格(税別) |
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Light Special 85 | 8.5 | H2.25 | 7 | 141.5 | 172 | 1.4 | 23.0 | 0-2 | 0.1-0.4 | 0.008-0.1 | 99.9 | 365,000円 |
シマノが贈る史上最軽量ロッド「リミテッド プロ FW ライトスペシャル」。
折しも、今後開催される大型フィッシングショー会場で、見て触ることができるタイミング。気になった方は、ぜひチェックを。