エサが付いていない胴突き仕かけにアジやサバ、イワシなどの小魚を掛けて、それをエサに大物を狙う「落とし込み」。
水温が高めで小魚も活性が高い初夏から晩秋に盛んな釣りですが、何と真冬の今でも楽しめています。
しかもそれが福井県小浜沖と、日本海側で!
まだイケる、小浜沖の落とし込み
この真冬に落とし込みが楽しめるのが、小浜西津の幸翔丸。
幸翔丸ではアマダイ狙いやヤリイカ狙い、天ビンでの青物&マダイ狙いなど、多彩な出船メニューがありますが、実はまだ落とし込みもイケるんです。
1月5日に落とし込み釣りで出船したところ、ビッグなお年玉よろしく、ヒラメや青物などの大物が上がりました。
落とし込みは、朝から午後までの1日便での出船ですが、まずこの釣りはエサとなるベイト探しから。
冬の日本海、水温も下がっており、前半は感度を見付けても落とし込みの仕かけに付くのがシキシマハナダイやサクラダイ、イサギなどでなかなか苦戦したようですが、午後からは落とし込みの代表的なエサのうちの2種、アジと小サバの感度を発見。
すると、それまでの大物のアタリがなかった時とは、ガラリと状況が一変しました。
小サバやアジが付いた仕かけを底周辺のタナまで下ろすと、超特大のザブトンヒラメ、82cmが登場!
ほかにも、メジロなど青物やウッカリカサゴなどの根魚、さらにはレンコダイや30cm前後のマアジなども連発。
各自が真冬の落とし込みを満喫しました。
予めエサを針に刺さない釣りだけに、ベイトが仕かけに付かなければ全く勝負になりませんが、そのベイトを付けることができれば、ヒラメや青物、根魚など美味な大物のヒットチャンスはまだまだ十分。
ベイトが付いてから、竿先が暴れ出すヒット直前のあのワクワクドキドキの瞬間は、落とし込みの大きな魅力ですよね。
福井・小浜沖なら、まだ味わえますよ!