厳冬期になり、鍋が美味しい季節。そこで、オススメしたいのが、マハタ。マハタはなかなかお目にかかれない魚だが、そのマハタが高確率で狙える、三重県五ヶ所沖のノマセ釣りを紹介したい。
タックル
タックルは比較的ライトなもの。リールは小型電動リールやベイトリールで、竿は7対3、または8対2調子がしっかりと食い込むのでよい。
オモリ負荷は80、100号を使う。また、仕かけはハリス10号前後で、幹糸はハリスより1号程度太くする。ステ糸は5号程度でよい。
針は丸セイゴ針の16、17号。孫針はある方がベター。トリプル、シングルは好みだが、初心者にはトリプルがオススメ。

▲針は丸セイゴがベター

▼オススメの仕かけは、船極ヒラメ 固定式トリプル(ハヤブサ)

▲小型電動リールがグッド。シマノの「フォースマスター600」シリーズ

▲オモリ負荷80号前後の73、または82調子の船竿がオススメ。写真はがまかつの「ライブラ エクスレンジ」
エサ
エサは、仕入れができれば、用意されるが、ない場合は、近くのエサ屋で購入が必要となる。
アジがメインだが、イワシがあればイワシの方がよい。
エサの付け方だが、アジの場合は上アゴに刺すか鼻掛けがよい。孫針は尾ビレの付け根辺りに掛けよう。生きエサに針を掛ける時、生きエサを常温の素手で触るのはエサが弱るのでよくない。できる限り、弱らせないように気を付けよう!

▲エサはアジがメイン

▲イワシは食いが抜群
釣り方
釣り方は、まずは仕かけを底までサミングしながら下ろしていく。この時、丁寧に下ろさないと生きエサが弱るので注意する。オモリが着底したら、リールを巻く。基本的には底から5㍍前後上げておくこと。
アタリがあってもすぐには合わせないことが重要。ガツガツとアタッていても待ち、竿が舞い込んでから合わせよう。
やり取り
根魚狙いの釣りでは、やり取りがとても大切だ。魚が掛かればまず、どのタナで掛けたか(底から何㍍)が重要となる。
底から5m以上離れていれば、無理にファイトせず、丁寧にやり取りすればよいが、岩礁帯の場所でかつ、底付近で掛けた場合、マハタは根に潜ろうとするので、その際は根に潜られないように主導権を握れるように一気に巻き上げる。
最初のひとノシさえかわせれば、後はその強引を楽しめばよい。マハタは根魚なので、根に潜られないように意識することがとても重要だ。
美味しいマハタを釣るなら、今がチャンス! ぜひ五ヶ所沖に狙いに行ってみてください。