仕事柄、多種多様な釣りの取材に行くことが多い編集部。
そうしていると面白い場面に立ち会えることも多く、「魚が吐いた・食べていた以外なもの」を見つけるのもその1つ。
そこで今回は、「こんなの食ってんの!?」と驚愕した3魚種をまとめてみました。すこ~しグロテスクな写真もありますので、苦手な方はご注意を。
タチウオが食べていた意外なモノ
夏~秋にかけて旬を迎えるタチウオ。
いつかの取材で幅指7本のお腹のでっぷり太ったデブゴンが釣れた際、演者さんが胃の中身を見て研究しようとした時に出てきたのがコチラ。
左の内容物にご注目。よーく見ると、見たことあるシルエット…そう「フグ」です。
で、大阪立環境農林水産総合研究所のタチウオの食性についての研究データを調べてみたのですがフグのデータはなく、そのほかのベイトや、甲殻類、ミミイカなどの頭足類を捕食しているという内容に謎は深まるばかり。
というか、タチウオお前、そんなの食って大丈夫なのか!?
アマダイが吐き出した意外なモノ
超高級魚として名高いアマダイ。
生態は、砂地や泥底に巣穴を掘って生活し、アオイソメなどの多毛類や、エビ、カニといった甲殻類などを捕食すると言われるのですが、こんなのを吐き出したんです。
意外や意外。魚を食べていました。
で、吐き出した謎の魚を調べてみると、淡水魚「イサザ(ハゼの仲間)」の子じゃないか?と。実釣日を思い出してみると、釣りをしていたポイントは大型河川の河口で、釣行日前日に大雨が降ったことを思い出し、その影響で流されてきたのでは? と推理。
ちなみに、この魚の正体は断定できていません。詳しい人が居たら教えて頂きたいです。
トンボ(ビンナガマグロ)が吐き出した意外なモノ
近年人気となっているトンボジギング(トンジギ)のターゲット「トンボ(ビンナガマグロ)」。
そもそも、マグロ類や青物のメインベイトと言えば、アジ、イワシ、サバなど名が通った小魚が有名ですが、取材中に吐き出した魚が意外なモノでした。
アジでもイワシでもサバでもないこの魚。船長に聞いてみると、どうやら「サギフエ」と呼ばれる魚のようで、和歌山のトンボはこのベイトをよく食っているようです。
地域によってはほかにも面白い魚を捕食しているかも?
以上! 魚が吐き出した・食べていた面白い内容物を紹介してみました。
また面白い発見があるかも? 見つけ次第、更新しますのでお楽しみに!