足場のよい波止やテトラ帯まである!投げ釣りの名所でもあり、いろんな魚を狙うことができる、人気の釣り場「東二見人工島」を紹介

寄稿:JOFI兵庫 池内真也

JOFI兵庫インストラクターの池内です。

今回は明石市の西端、東二見人工島を紹介したいと思います。

東二見人工島 明石

広大な人工島で、北側水道、東向き全面、南向き全面、西側一部で釣りができ、基本はテトラ帯ですが、東側根元には防波堤、東側中ほどには、通称「トーフ」と言われる小さなケーソンなど、ファミリー向けの足場のよい場所もあります。また四季で、さまざまな魚が狙えます。

沖は砂地なので、キス、カレイ、マダイなど、投げ釣りのメッカですし、もちろん青物の回遊もあります。

ほかにもガシラやメバル、カワハギ、アジ、イワシ、サバ、タチウオ、イカ、タコ、グレ、チヌなど、魚種は豊富です。

とても1度では紹介しきれませんので、今回はチヌのフカセ釣りを紹介します。

チヌのフカセ釣り

冬になり水温が下がると、瀬戸内海はどうしても釣り物が減るのですが、低水温に強いチヌはこの時期、釣ってよし食べてよしの好ターゲットです。

タイと名の付く魚は多いですが、正真正銘タイ科に属する魚は意外に少なく、日本近海で10数種類しかおらず、瀬戸内海ではもっと少ないです。

その中でチヌは標準和名では「クロダイ」と言い、タイ科に属すいわゆる本物のタイの仲間です。

東二見人工島は全域でチヌは狙えますが、1月初旬のこの日は、風向きと潮回りを考えて、東南側のテトラに釣り座を構えました。

綺麗に積まれた中サイズのテトラで、降りやすい方です。

明石海峡は潮の流れが速いことで有名で、ここも例に漏れなく状況により激流になります。

その場合、全く釣りにならないので、潮見表を見て、潮止まり前後や、緩い潮回りの日を選ぶ、もしくは北寄りの潮が緩い場所で釣りをするなど、対策は必要です。

今回の仕掛けですが、この日は流れがゆっくりで、水深も5m未満と浅いことから、普段のグレ釣りと同じ、0号ウキの全遊動に、ガン玉G5を打った仕掛けで釣ることにしました。

使用タックル
竿は磯竿1.2号530
リールはレバーブレーキ2500番
道糸1.75号、ハリス1.5号、チヌ針2号

根掛かりが多い場所なので、目印に3.5ヒロの位置にウキ止めを付けています。

マキエもグレと同じ、オキアミ1.5㎏にパン粉とヌカを混ぜたもの。集魚力を高めるのであれば、市販のチヌ用集魚材、アミエビ、押し麦、サナギ粉などを混ぜた方が効果的です。サシエは生オキアミを使用。

海底の際は沈みテトラ、沖は砂泥のようです。

竿2本先くらい3〜4ヒロを狙い、3時間ほどで47〜48cmのチヌを2尾釣ることができました。

ただ根ズレでのバラし数回あったので、ハリスはもっと太くてもよいかもしれません。

東二見のチヌは通年狙えますが、水温が低くエサ取りの少ない、今の時期が最も狙いやすいです。

ライフジャケットを着用しよう

釣りの際は、ライフジャケットを着用し滑りにくい靴でお願いします。

ここ東二見の人工島はトイレも数カ所あり、各所に飲み物の自販機もあるなど、非常に便利な釣り場です。また、各所にゴミ箱も設置されています。それなのにも関わらず、あちこちにゴミが捨てられているのが目につきます。

各地で釣り場が減っていっている現在、貴重な釣り場を守って行くためにも、自身のゴミ処理の徹底、そしてできれば周りのゴミを1つでも拾う、そうした心掛けを皆さんが持って頂けると、釣り場の環境は改善されていくと思います。

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