海の恵み豊かな春がやってきました! 多くの魚が活発になり、釣り人にとっては待ちに待ったシーズンです。特に「大物を狙いたい!」という方におすすめしたいのが、特効エサとも呼ばれる「マムシ(地域によっては本虫)」です。今回は、春の釣りでマムシを最大限に活かす方法と、狙えるターゲットについてご紹介します。
マムシの最大の特徴は、ほかの虫エサとは一線を画す「強烈な匂い」です。この匂いが水中で広範囲に拡散し、遠くにいる魚や嗅覚の優れた魚に強くアピールします。また、身が締まっていて硬いため「エサ持ちがいい」のも大きな利点。遠投しても身切れしにくく、深場や流れのある場所でもエサがしっかり残ります。エサ取りが多い状況でも、本命の魚が食いつくまでの時間を稼いでくれる頼もしい存在です。
釣り方としては投げ釣りが王道。
マムシの匂いとエサ持ちのよさを最も活かせる釣り方です。広範囲を探り、匂いで魚を寄せ付けましょう。
■付け方
カットして使うことが基本!
魚のサイズや活性に合わせ、適度な長さに切って使います。切り口から、さらに匂いが広がり、アピール力が増します。
春は産卵を控えて浅場にやってくる魚(乗っ込み)も多く、マムシへの反応がいいターゲットが豊富です。
マダイ:乗っ込みシーズンはチャンス!投げ釣りでの実績No.1ターゲット。
クロダイ(チヌ):年間通して狙えますが、春は大型への期待が高まります。
カレイ:「花見ガレイ」と呼ばれるシーズン。肉厚の大型が狙えます。
アイナメ:根周りの人気ターゲット。春は活性が上がります。
また保管方法ですが、保管は10℃前後が適温です。野菜室に保管できれば、丁度イイかも。(ご家族の許可が得られたらですけどw)
マムシはほかの虫エサに比べてやや高価ですが、その威力は絶大。「ここ一番!」という時や、どうしても大物を手にしたい時には、ぜひ試していただきたいエサです。鮮度を保つために、購入後はクーラーボックスで低温保管するのを忘れずに。
ぜひ特効エサ「マムシ」を手に、春の素晴らしいフィッシングシーズンを満喫しましょう!