カワハギは数釣りが楽しめて、ゲーム性も高い。何よりさばくのが簡単で、冬にピッタリの鍋に、焼きに、そして釣り人冥利に尽きる「肝しょう油の刺し身」が絶品。
悪い所がひとつとしてない、皆が大好きなカワハギ釣り。記者も3年前にデビューを果たしてから、冬の楽しみとなっています。
さまざまなエリアで釣りができるカワハギですが、今回は三重・尾鷲。
本紙でもお馴染みのカオリンこと、萩原香さんにお誘いいただき、引本浦のエヌテックマリンのガイド船で行ってきました!

▲引本浦のエヌテックマリン
自身初の尾鷲エリアで、果たしてカワハギが釣れるのか?
最近、絶不調が続いている記者が立てた目標は低く(笑)、5尾。尾鷲エリアでカワハギ経験ありの、萩原さんと愉快な仲間たちの目標は、ツ抜けでした。
仕かけやオモリは、ほかのエリアと同じ。狙う水深はさまざまでしたが、50m以浅で、ボトムは荒くなく、根掛かりはほぼなし。しかも当日は、たまに雨がパラつく天候ではありましたが、ほぼベタ凪。最高の釣り日和に恵まれました。
11月に和歌山・由良沖へカワハギ釣りに出掛けて以来、今シーズン2度目の記者。エサ付けもスムーズにスタートしたのですが、何と! 開始早々、船中ファーストカワハギが記者にきました。やった!

▲良型をキャッチした記者

▲後半の時合でドンドン数を稼ぐ萩原さん。美形カワハギをゲット!
その後は、エサが全部取られるけれど、アタリが分からない地獄に突入。
でも、カワハギは必ずいる。仲間たちもコンスタントに上げ始め、誘いのパターンを共有して、前半はポツポツながら、誰かしらに釣れる状況が続きました。

▲松本知穂さんは2度目のチャレンジで良型をキャッチし、リベンジ達成

▲良型をまじえてコンスタントに釣っていた野口佳洋氏

▲淡々と釣り続けていた内門佳祐氏もナイスサイズをキャッチ!
流れがかわったのが、後半。曇り空が晴れて、太陽が差し始めてから、ラッシュに突入!

▲後半の時合でドンドン数を稼ぐ萩原さん
ダブルヒットも相次ぎ、良型も登場し、盛り上がる展開に。各自数を重ねて、15時に納竿となりました。
結果、記者は8尾で目標達成! 萩原さんはお見事13尾のツ抜け、仲間たちもそれぞれ満足のいく釣果に。中井船長、ありがとうございました!
カワハギ釣りの楽しさは、ちょっとした仕かけの工夫やエサの選択もありますが、やっぱり仲間とワイワイ楽しめる所だと思います。釣れる度に、「これは鍋やな」とか、「肝パンゲット!」とか、ワーワー言い合えるのが最高でした。
皆が笑顔になれるカワハギ釣り。尾鷲エリアは今後もよい状況が続きますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

▲帰港後、皆で記念撮影♪ お誘いいただき、ありがとうございました!
当日のヒットパターンは?
前半、エサは毎度取られるのに、アタリが分からない。アタリをだすために誘いをスローにしたり、早くしたりと試しましたが、誘い上げて止めた時に中層でのヒットが多かった印象です。
エサはアサリ。記者はカワハギゲッチュを使用していましたが、中盤、少しサイズが大きい生アサリを使用していた萩原さんに連発するシーンもあり、エサも大きさや締め方で数種類あると◎。
仕かけについては、3本針の市販のもので、オモリは30号。萩原さんは針のチモトとオモリにケイムラを施したものを使用されて、アピール度をアップ。釣果を伸ばしていましたよ!