足場がよくて、安全。しかも、近距離でキスが狙えるという釣り場を紹介!実釣ではキス以外にゲストも

寄稿:松尾幸浩

松尾幸浩(まつおゆきひろ) プロフィール

DAIWAフィールドテスター、全日本サーフキャスティング連盟、兵庫協会神戸投翔会名誉会長を務める投げ釣りのプロフェッショナル。キャスティングの競技会での優勝経験もあるなど、高い技術力を持っている。

明石の東二見人工島 水路

足場がよくて、安全で、近い距離でキスが釣れるポイント。そんな無理難題の釣り場候補として選んだのは、兵庫県明石の東二見人工島北側にある水路。

ここは二見大橋の西側にあり、公共埠頭との間にある旧公園跡地。

現地到着が、1月初旬の15時頃。当日は昼前からキスを狙って、東播エリアを走り回ったが、朝から猛烈な西風が吹き荒れており、気温も低くて最悪の天候に。

そこで、風裏になる目ぼしいポイントを探ってみたが、全くアタリがない。年末から急激に水温が下がって、生体反応がない状況だ。

それでも、何とかキスの顔が見たい、と出向いたのが、この場所。横風は強いが、上手い具合に西側には大きな作業船が停泊しており、風と波は少し緩く感じられる。

早速、タックルをセット。投げ竿はダイワの「トーナメントプロキャスター30-405S」、リールも「サーフベーシア45」。キス針6号3本針に、青イソメを刺して、軽くキャストした。着底後、超スローでサビいていく。

この日は小潮で、満潮が17時頃と、ゆっくり込み潮が西へ流れている。

条件はよいので、絶対に釣れる、と真剣にサビくと、しばらくしてプルン、ブルルンと、本命からのシグナルが出た。

「おっ、キスがいたぞ!」と、軽く合わせてリーリング。

すると、クンクンと心地よい締め込みを見せて、上がってきたのは23cmの良型キス。

本当に寒い中、粘った甲斐があった、と思わずニッコリ。それからはポツリ、ポツリとキスがヒットした。

 

また、重量感タップリでイイダコも2ハイ釣れた。ただ、風は収まるどころか、ますます強くなり、航路筋は白波が立って、大荒れ。

周りには釣り人の姿もなく、貸し切り状態なのは嬉しいが、気温も下がって寒い。それでも、最後には23cmと18cmのキスがダブルでヒットして、17時に納竿。

本日の釣果は、キス14~23cmを9尾と、思った以上に楽しめた。

アクセス

京阪神からは、阪神高速、第二神明道路を経由して、明石西インターで下り、すぐに左折して直進し、東二見人工島へ渡って、すぐに右折して現地へ。

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