各地で圧倒的な人気の船カワハギ釣りは、自身の釣りスタイルでその時の状況に合わせてロッドを持ち替える人も多い。
ダイワのカワハギ釣りの名手、宮澤幸則、荒井良乃介両テスターもそう。
そして、「穂先はメタルがよいのか、カーボンがよいのか」と質問を受けることもよくあるそうだ。
どちらのタイプにするかは自身の釣りスタイルにも大きく左右されるが、「それぞれに長所があり、状況に応じて使い分けていくのがベスト」と言うのが両名手の見解。
そこで今回は、そんなタックル選びの参考に、両名手が愛用するイチオシのタックルを紹介してもらった。
宮澤幸則テスター推しの極鋭シリーズ
宮澤流SF釣法の片腕、超柔軟なSМT穂先搭載
宮澤氏の十八番、チョイ宙で揺らして誘い続ける「SF釣法」にピッタリとマッチする、しなやかで食い込みに優れたSMT穂先を搭載したロッド。
仕かけを揺らしている最中のカワハギのバイトにも、違和感を与えずに確実に食わせることができる。

▲極鋭カワハギAIR SFの曲がり。極鋭AIRシリーズ中で最もしなやかな調子のSFは、食い込みのよさも特筆モノ
ダイワ公式「極鋭カワハギAIR SF」の詳細ページはこちら
穂先の目感度は最高レベル、ゼロテン釣法に最適!
MC(マイクロセンシティブコンセプト)とあるように、超繊細な穂先と、薄肉&軽量のNリングを搭載した軽量ロッド。
この竿の魅力は何と言っても「ゼロテン」。
竿下狙い、キャスト時を問わずに、振れ幅のあるSМT穂先は微細なアタリも見やすく、食い渋り時には欠かせない1本。

▲極鋭カワハギRT AGS N-MCの曲がり。振れ幅が長い超柔軟な穂先は微細なアタリも見やすく、食い渋り時に威力抜群
ダイワ公式「極鋭カワハギRT AGS N-MC」詳細ページはこちら
極限の軽さ&目感度に優れたオールラウンドモデル
軽さ(自重55g)と感度を突き詰めた究極のモデルで、手感度、目感度ともにハイエンドに相応しいレベルを実現したロッド。
高活性から食い渋りまで、あらゆる状況にも対応できるオールラウンダーで、「竿1本だけを使うなら、コレを選ぶ」と、両テスターに言わせる名竿。

▲極鋭カワハギEX VSの曲がり。先径0.5mmの繊細でしなやかなSMT穂先は、目感度も最高レベル
ダイワ公式「極鋭カワハギEX VS」詳細ページはこちら
荒井良乃介テスター推しの瞬鋭シリーズ
手感度最高のメガトップRを搭載し、操作性も◎
極鋭やメタリアなど、ダイワの船カワハギ竿の代名詞とも言える「メタルトップ(SМT含む)」とは異なり、高弾性カーボンソリッドの「メガトップR」の穂先を搭載したのが、「瞬鋭カワハギ EX」。
反発力の強いカーボン素材で、テスターの荒井氏に「底質だけでなく、カワハギやエサ取りのエサをついばむ様子が、手に“音”として全て伝わってくる」と言わしめるほどで、その手感度と、仕かけに機敏で繊細な動きを与える操作性のよさは、比類なきレベル。
H-175とS-172の2モデルで、Hは手感度に特化した硬調子。
仕かけをしっかり動かせ、穂先の戻りも速いので、高活性時に最適。

▲瞬鋭カワハギEX H-175の曲がり。穂先の戻りがハンパなく速く、手感度に加え、操作性も抜群
Sは柔軟ながらも操作性がよく、手に感じてから目でアタリを確認して合わせるなど、目感度も兼備。ゼロテンションの釣りにもバッチリ。

▲瞬鋭カワハギEX S-172の曲がり。反発力のあるカーボンソリッドながらも、穂先にしっかりとアタリがでる目感度も兼備
そして、ダイワカワハギロッドの中でも最軽量の自重49gを誇る。
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リールは両者ともにアドミラ推し
キャスト時にノーサミングでもトラブルレス! 剛性&軽さを兼ね備えた快適ベイトリール
船カワハギでは、タックルの軽さは、釣り人の負担を大きく軽減してくれる。
そして、繊細な誘いもしやすい軽量コンパクトでホールドしやすく、かつ剛性も兼ね備えるのが、理想のリール。そんなカワハギ釣りに、ベストマッチするのが、この「アドミラA」。
ハイパードライブデザイン搭載で、ハイレベルな基本性能は文句ナシ。
加えて、20段階で調整可能なマグフォースブレーキを4~6に設定しておけば、キャストからフォール時に、ノーサミングでもトラブルレスで楽しめる点も、超GOOD!

▲マグフォースブレーキを4~6に設定でキャスト時もトラブルレス
尺カワハギや、ダブル、トリプル時などでも、パワフルな巻き上げが可能な110mmのハンドルも搭載。
ダイワ公式「アドミラA」詳細ページはこちら
以上が宮澤、荒井両名手が愛用する船カワハギ釣りのタックル。
「SМTの極鋭シリーズ、メガトップRの瞬鋭シリーズともに、長所を生かした適材適所の使い方をすれば、釣果はさらにアップする」と両名手が言うように、極鋭、瞬鋭ともに自身のスタイルに合うモデルを選んで、2025年の船カワハギは「メタル&カーボンの二刀流」で挑んでみてはいかがだろうか?
