アジ類の側線の尾に近い部分にある、トゲのような硬い部分。この部分の名前は「ゼイゴ」と言い、ウロコや骨が進化したものと言われています。
アジを捌いたことがある人なら、一度は疑問に思ったことがあるはず。「この硬い部分、何のためにあるの?」と。
調べてみると、ゼイゴの役割は「よく分かっていない」というのが結論。なのですが、面白い説がいくつかあったので紹介したいと思います。
ゼイゴに関する面白い説3選
① 外敵から身を守るため?
アジは比較的小型の魚なので、大型魚に狙われることが多い魚。そのため、後方から襲われた時に身を守る役割を持っているのではないか…というのが1つ。
②感覚機能を担っている?
ゼイゴには、外界の変化(周囲の環境や、生物の動き)を正確に把握する感覚機能を担っているのではないか?という説も。
③骨格のサポートをしている?
ゼイゴが体の側面を補強することで、水の抵抗を受けにくくなり、安定した泳ぎをできるようにサポートしている説や、骨や筋肉を補強している説もあります。
とはいえ人間にとっては…
以上、アジのゼイゴについて面白い説を紹介しました。
とは言え、調理の邪魔になってしまうゼイゴは人間にとっては…ですね。