脂が乗ってとっても美味しい! 高級魚の「シロアマダイ」を釣りに行こう!(和歌山・海南 KAISHIN)

寄稿:つりそく船釣りクラブ 伊勢村誠介

美味しい高級魚「シロアマダイ」

つりそく船釣りクラブのメンバー8人で釣行会を開催しました。和歌山・海南のKAISHINの神田船長と相談し、カワハギは水温が低く活性が低いため、シロアマダイを狙うことにしました。

▲海南の遊漁船 KAISHIN(海神)

KAISHINまでのアクセス

2月16日、阪神高速湾岸線から阪和道・海南ICを降りて5分で冷水港に到着。準備を整え、6時半に出船しました。

私の釣り座は左舷トモ。30分ほどで箕島沖のポイントに到着しました。

シロアマダイ狙いのタックル、仕掛け

本日のタックルは、竿が極鋭コンセプトゲームLMH235(7:3調子)、リールはシーボーグ200J-DH、PE2号。天ビン、オモリ50号、クッションゴム30cmに、自作仕掛け(フロロ3号2.2m2本針)を使用。上針はケン付きチヌ4号にホタルイカ(目の間にチョン掛け)、下針はケン付き丸海津14号に青イソメをチョン掛けしてスタートしました。

シロアマダイの釣り方

第1投目の水深は52m。オモリが着底したら竿で持ち上げ、再びオモリを泥底に埋め、底を2回トントンと叩きます。泥の煙幕を出して2m誘い上げますが、反応なし。水温が低く、潮も動かない状況の中、1時間ほど流しましたが、エサがそのまま残ってきます。周囲には7隻の船がいましたが、どの船も釣果はゼロ。

ポイントを移動し、1投目。竿先にアタリがありましたが、下針の青イソメはかじられ、上針のホタルイカは無傷。そこで、上針のエサを予備のオキアミに替えて再投入。底を3回トントンと叩き、1.5m巻いて5秒ステイ。その後、ゆっくり巻き上げ、シロアマダイの目の前でオキアミがふわりと上がるイメージで誘います。

すると、竿先が一瞬止まり、重量感が伝わってきました。途中で少し暴れましたが、慎重に巻き上げ、無事にタモ入れ。38cmの本命シロアマダイが釣れ、ひと安心。

その後、活性が少し上がったのか、ほかのメンバーにもアタリが出始めました。10分ほど経過したころ、右舷の森岡氏にヒット! 35cmの良型が上がりました。

皆が手持ちで誘いをかけている中、底から少しだけオモリを浮かせ、仕掛けをズル引きしていた南氏の竿が大きく曲がりました。慎重にやり取りし、青イソメに食いついた当日最大サイズ、48cmの立派なシロアマダイを釣り上げました。

その後、潮が止まり、エサが全く取られない時間が続きました。13時を回り、ポイントを移動。潮が動き出したのか、底で誘っていると竿にアタリがありました。仕掛けを回収すると、エサがありません。

短いチャンスタイム。手返しを早くし、ゆっくり誘い上げるとヒット! 無事にタモ入れし、36cmの良型をゲット。その後も3尾追加し、15時にストップフィッシングとなりました。

夏場のシロアマダイは、底を3回トントンと叩いてからゆっくり誘い上げると食いつきましたが、冬場は1.5m巻いて5~7秒ステイし、非常にスローな誘いが有効でした。活性が低いときは、この誘い方が効果的です。

ちなみに、この日のエサの評価は、オキアミが◎、青イソメは先だけ食われて掛かりが悪く△、ホタルイカは×という結果でした。

持ち帰ったシロアマダイは、お腹周りが脂まみれ。塩焼きにしていただきましたが、絶品の美味しさでした。

皆さんも、ぜひシロアマダイ釣りに挑戦してみませんか? シロアマダイはアカアマダイより成長が早いと言われていますが、資源保護のために釣りすぎには注意し、長く楽しめるようにしたいですね。

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