つりそくのオフィシャルクラブ、「つりそく船釣りクラブ」のメンバーが、釣りの魅力を紹介。
この記事を参考に、皆さんもどっぷりと釣りの世界にハマってください。

柿本 智子(Tomoko Kakimoto) プロフィール
春告魚・メバルの攻略法と魅力
メバルは人気のターゲット。特に冬から春にかけてのシーズンは脂が乗り、釣り人にとっても食卓にとっても嬉しい魚です。これから旬を迎えるメバル釣りは、私の大好きな釣りのひとつ。
今回は、そんなメバル釣りについてレポートします。
私がメバルと出合ったのは7年前。当時の釣り経験は乏しく、ガシラとタコくらいしか釣ったことがありませんでした。そんな中、職場の同僚に誘われて明石で船釣りに初挑戦。しかし、長い仕かけに翻弄され、長い竿の扱いもままならず、根掛かりを連発…。何ともストレスの多い釣りだなぁ、というのが第一印象でした。
ただ、メバルがググッと引き込む感触(イイですよね♪)に魅了され、それからメバル釣りの修行が始まりました。
① 底に着いたら1~2mメートル上げて、じっと止める(初心者向け)。
② 急激な動きの変化を避け、潮の流れを感じる。
③ メバルがいるタナを探す。
④ 底を切ったら、ゆっくり上げたり巻き上げたりしながら、止めの中にも微妙な動きを加える。
⑤ 根掛かりした際に竿を振り回すのはNG(メバルが散り、周囲の釣果に影響)。
⑥ 状況に応じて仕かけを使い分ける。
バケ小→潮が緩い時
バケ大→潮が速い時
ハリスは活性が高い時→0.8号、食い渋りの時→0.6号。
① リールを巻くスピードを極端に落としたり、「間」を作ったりする。
② 落ちパクを狙い、フワッと仕かけを落とす。
③ 底にオモリを着け、仕かけをたるませる(ただし、根掛かりやオマツリに注意)。
メバル釣りでは、かけ上がりやかけ下がりが好ポイントになります。
① かけ上がりでは、仕かけを着底させた後、ゆっくり巻き上げながら地形の変化に沿って探る。
② かけ下がりでは、逆に仕かけを少しずつ落とし込みながら、メバルがいるタナを見極める。
どちらの場合も、魚の活性に応じて仕かけの落としスピードを調整するのがカギになります。
船メバル釣りで上達したいなら、魚探の活用は欠かせません。魚探には、メバルの反応が点状や帯状で映ることが多く、底から数メートルの範囲に群れが確認できればチャンス。
また、潮の流れやベイト(エサとなる小魚)の動きをチェックすることで、より的確なアプローチが可能になります。
底の形状を把握し、魚探の情報を元にどのタナで仕かけを止めるかを判断することが(私はまだまだですが…)、釣果アップの秘訣です。
船メバル釣りでは、船長とのコミュニケーションも重要です。「今、○メートルで食ってるよ」といった情報を船長が伝えてくれることも多く、それに素早く対応することで釣果が変わります。
何度か乗船するうちに、船長の指示やアドバイスがピタリとハマり、思い通りに釣れる瞬間があります。そういう時の喜びは格別! 自分の技術と船長の経験が噛み合い、最高の釣りができた時こそ、船メバル釣りの醍醐味を感じます。
今シーズンのメバル釣りは始まったばかり。メバル攻略=船長攻略(?)の腕を上げられるよう、皆さんも一緒に頑張りましょう♪

▲2月1日に釣れたオモリサイズのメバル。もちろんリリースですが、このサイズが釣れるようになったことに、上達を感じました(笑)
注目レシピ
メバルは、お刺し身、唐揚げ、煮付け、何にしても美味しいお魚。アクアパッツァも美味しいので、シーズンになると、アサリとミニトマトを冷凍庫に常時ストックしています。いつ釣っても食べられるよう、スタンバイOKです!