春になって暖かい日が増える一方、まだまだ朝晩は冷え込むことが多い季節です。
釣り場は海風や川風が強く、体感温度も下がりがち。そこで欠かせないのが、脱ぎ着しやすい防寒対策です。特に春先は三寒四温と言われるように寒暖差が激しく、1日の中でも気温変化が大きいもの。そんなとき、こまめに調節できるウェアやグッズがあると快適度が大きく変わってきます。
春の防寒対策について
ウィンドブレーカーやレインウェアなどの軽量アウターは、防風・防水性能を兼ね備えた汎用性の高い装備です。
肌寒い朝晩には、薄手のフリースやダウンをインナーとして重ね、日中に暑くなればすぐに脱げるようにしておくと、温度調節がスムーズ。さらに首元を暖めるために、タートルネックやネックウォーマーを取り入れるだけで、体感温度は格段にアップします。
また小物系アイテムを活用することもオススメ。
ニット帽やキャップ
頭や耳の保温に加え、日差しが強い時には紫外線対策としても有効。風にあおられないようフィット感を重視しましょう。
手袋
防風・防寒機能付きのものを選び、指先が動かしやすいタイプを使うとルアーチェンジやラインの操作も快適です。
使い捨てカイロ
腰やお腹に貼るタイプと、ポケットに忍ばせるタイプを併用すると、広範囲に温かさをキープできます。
ブランケットや折りたたみチェア
長時間の待ち時間が発生する場合、膝掛けや座面の防寒用として常備しておくと便利。
そして、その防寒アイテムを選ぶのも迷うことも…。以下のことを考えてみると選びやすくなるかも。
重ね着を前提に考える
朝晩と日中の気温差が激しい時期ほど、薄手のウェアを重ねることで温度調節がしやすくなります。
収納性を重視
脱いだウェアがかさばると動きづらくなるため、コンパクトに畳めるジャケットやフリースが◎。
素材の機能性をチェック
防風・撥水性のあるアウターや速乾性のあるインナーを選ぶと、朝晩の冷え込みや急な雨にも安心。
体感温度を上げるアイテムを活用
ネックウォーマーやニット帽など首元や頭部を保温できる小物は、荷物にならず効果的です。
現地の気温や風速を事前にリサーチ
天気予報だけでなく、現地の体感温度をSNSや釣具店の情報で確認しておくと失敗が減ります。
春は天候が変わりやすく、前日までの予報が外れることも珍しくありません。出発前には気温や風の状況を再チェックし、必要な防寒具を車やバッグに入れておけば、現地での急な冷え込みにも柔軟に対応できます。
何より、寒さで体調を崩してしまうと、せっかくの釣行が台ナシになりかねません。健康を最優先に、状況に合わせて着脱しやすい防寒アイテムを活用し、変化の激しい春の気候も味方につけて快適な釣りを楽しみましょう。