「このクラスでここまでテストした竿はない」やりすぎ!? な入門機「タコマスター BB」登場

もう少しで待ちに待った船タコのシーズンイン。

今年デビューしてみようと計画している人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2025年シマノから新たに登場する超オススメの入門ロッド「タコマスターBB」を紹介します!

タコマスター BB

2025年04月 発売予定

出典:シマノ

船タコロッドに求められる要素は大きく3つ。

①常にエギやスッテを小突かせされる操作性
②根掛かりかタコの触りか区別できる穂先
③大ダコを強引に引き剥がせられるパワー

それらを高次元に持ち合わせつつ、コストを抑えたハイコスパモデルが「タコマスター BB」!

シマノ公式「タコマスター BB」詳細ページはこちら

入門にオススメな3つの理由

①ロッドが格段に扱いやすくなるグリップ

船タコロッドで初採用の「デュアルガングリップ」は握る力を逃さず、圧倒的にブレません。そのため力負けせずゴリ巻きが可能となり、大型タコのバラシが激減!

マットラバーコーティングも施され、濡れたりぬめりが付着しても滑りにくくなりました。

②大ダコを引き剥がすパワー

ブランクスに採用されているハイパワーX構造は、操作・ファイト時のねじれを抑え込んでくれます。つまり、軽快な小突き操作を可能にし、大ダコを根から引き剥がすパワーを持っているブランクスなのです。

③タコが“抱く間”を、誰でも自然に演出できる調子

タコの抱きだけを優先した軟らかいだけの竿だと、根掛かりとタコの区別がつきません。重要なのは繊細な穂先と張りのあるバット部分のバランス。そのため、穂先にはオートマチックにタコの抱きを誘発させるため、繊細にチューニングしたグラスソリッドを、メインブランクスにはハイパワーX構造を採用。

やりすぎた…?
テスター陣渾身の1本

吉田 昇平さんのインプレッション

プロト段階からすごく力を入れてテストを繰り返していて、このクラスでここまでテストした竿はないと思います。シマノタコロッドにおいて、BBグレードで初めてXシート デュアルガングリップを搭載していますが、安定感が良く、キャストも問題なくこなせます。このグリップはキャストもしやすく、タコを掛けてからも力が入りやすく安定して巻ける。とくにビギナーの方は浅くグリップを持つ傾向がよく見られるのですが、このシートになったことでグラつきやふらつきが一切なくなるのではないかと思っています。そして、グラつきやふらつきが無くなるということはバラシが減ることに直結します。

幅広く使えるのは、たとえば明石沖などではS175で十分だと考えています。浅場であったり潮が緩いときにタコが抱いてくるときの触り、ティップが入っていく感じはすごく分かりやすいと思います。ただ、船が移動するのに合わせてキャスト後にエギに近付いていくような釣りをすることもあるのですが、このような場合はS175だと誘ってもエギが動きにくい。M175やMH175ならしっかり動かすことができ、止める時間も判別しやすくなります。高活性時に積極的に動かす釣りもM175やMH175ですね。

また、深場のポイントであるほどタコがエギを触りにきても感度がぼやけてくるので、硬い竿のほうがアタリは取りやすくなります。高負荷の仕掛けのときも同様です。たとえば明石沖に関しては、エギは2つまでと決まっているのですが、ほかのエリアではもっとたくさん付ける場合もありますし、茨城沖の渡りダコなどは水深100mを超えるエリアもありますから、こんなときはMH175の出番ですね。

出典:シマノ

樋口 輝さんのインプレッション

シーズン初期などは水深40~50mの深場に入ることも多いのですが、こんなときXシート デュアルガングリップは楽に巻き上げられるんですね。力を入れやすいので楽にタコとやり取りできる。低価格帯とはいえブランクスが良いのでタコの触りもすごく感じやすい。ソリッド穂先も凄くアタリが分かりやすく、これからタコ釣りを始める人にはおすすめの1本です。

ど真ん中でオールマイティーなのはM175。どのエリアでも対応可能で迷ったらこれですね。ただエリアによっては水深が浅かったりするので、そんな場合はS175のほうがアタリも取りやすい。マニアックな視点でみればS175だけ十分という意見もあると思います。逆に30m以上の深場にはMH175が向いています。硬い竿じゃないとエギが動いてくれませんからね。

また、エギのアクションの強弱で竿を変える考え方もあります。この場合、S175はシーズン初期や低活性時におすすめですね。この場合はロングステイがよく、エギを止めておく時間を長くすることで小さなアタリも拾えます。逆に活性が高くて抱いてきやすいときほどMH175。なぜなら活性が高いときほどエギをより動かしてアピールすることで勝負が早くなるからです。

底から引きはがすようにアワセるタコ釣りでは、竿に付着したぬめりが原因でロッドを落とす可能性もあるのですが、今回のグリップはそのぬめりも落としやすい。あとテストを繰り返して感じたこととして、竿の作りがしっかりしていて、ブランクスが折れる心配はほぼありませんから、その点でも安心ですね。

出典:シマノ

フィールドや水深に合わせた3アイテムでラインナップ

「タコマスター BB」は、【S175】【M175】【MH175】の3アイテムでラインナップ!

選び方は以下の画像を参照にしてみてください。

品番 全長(m) 継ぎ方式 継数(本) 仕舞寸法(cm) 先径(mm) 錘負荷(号) リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格(税別)
S175 1.75 並継 2 91.5 1.3 10-80 410 DOWNLOCK 84.3 19,000円
M175 1.75 並継 2 91.6 1.4 30-80 410 DOWNLOCK 83.8 19,000円
MH175 1.75 並継 2 91.4 1.7 40-100 410 DOWNLOCK 84.9 19,500円
S175

迷ったらこれ!というシリーズの基軸アイテム。穂先をよりしなやかにチューニングすることで、エギの移動距離を抑え、タコの抱く”間”を演出。

M175

荒根・深場・海藻周りといった釣りへの対応力を磨いたアイテム。繊細な穂先と張りのある穂持ちでしっかりとエギを操作し、障害物周りのタコを攻略。

MH175

集寄や発光体といった水中抵抗の大きいハイアピール仕掛への対応力を磨いたアイテム。早潮での深場や、根掛かりの激しい荒根狙いにも威力を発揮。

来る船タコシーズンに備えて!

2025年まで船タコロッドの購入を我慢していた人は逆にラッキー!?

コスパに優れた「タコマスター BB」で、今年デビューしてみてはいかがでしょうか!

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

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