海釣り後はコレだけ!ルアーのサビを防ぐ基本の「塩抜き」ガイド

海釣り、楽しいですよね! 大物をゲットできた時も、惜しくも釣れなかった時も、ルアーはあなたの相棒として一緒に頑張ってくれました。

さて、釣りが終わった後、使ったルアーはどうしていますか? 「疲れたから、タックルボックスにそのままポイッ…」 なんてこと、やってしまっていませんか?

実はその「ひと手間」を惜しむことが、大事なルアーの寿命を縮めてしまう原因になるんです!

今回は、誰でも簡単にできるルアーメンテナンスの基本、「塩抜き」について、なぜ必要なのか、どうやってやるのかを分かりやすく解説します。これを読めば、お気に入りのルアーをもっと長く、良い状態で使えるようになりますよ!

なぜ「塩抜き」が必要なの? その理由は?

海の水にはご存知の通り「塩分」が含まれています。この塩分が、ルアーにとってはちょっと厄介な存在なんです。

これがフック(針)や金属パーツのサビに繋がります。

これが塩抜きの1番大きな目的。ルアーについている金属製の針(フック)や、ルアー本体とフックを繋いでいる金属の輪っか(スプリットリング)、ラインを結ぶ部分(アイ)などは、塩分が付いたままだと驚くほど簡単にサビてしまいます。 茶色くサビたフックは見た目が悪いだけでなく、強度が落ちて、魚とのファイト中に折れてしまう といったトラブルの原因になります。せっかく掛けた魚を逃してしまうなんて、悔しいですよね!

ルアー本体の劣化を防ぐ! 塩分は、ルアー本体のきれいな塗装を傷めたり、プラスチックや木材といった素材そのものを劣化させたりすることもあります。塗装が剥げたり、ボディにヒビが入ったりしたら、ルアーの動きが悪くなったり、見た目も残念なことになってしまいます。

次回、気持ちよく釣りをするために! いざ次の釣行へ!という時に、タックルボックスを開けたらルアーがサビだらけ…なんてことになったら、気分も下がってしまいますよね。簡単なケアをしておくだけで、いつでもピカピカの状態で、気持ちよく釣りに出かけられます。

超簡単!今日からできる「塩抜き」の3ステップ

難しそうに聞こえるかもしれませんが、やることはとってもシンプルです!

【準備するもの】

ルアーが余裕で入る大きさの容器(洗面器、バケツ、100均のトレイなど何でもOK)
真水(水道水で十分です)
古いタオルやキッチンペーパー

【手順】

①洗う
真水でジャブジャブ! 容器に真水を溜めて、使ったルアーを入れ、優しく洗います。フックの根元やルアーの隙間など、塩分が残りやすい部分も意識して洗いましょう。 面倒な場合は、水道の流水でサッと洗い流すだけでもOK! 時間があれば、数分〜30分ほど真水に浸け置きすると、より塩分が抜けやすくなります。

②拭く
水気をしっかり取る! 洗い終わったら、タオルやキッチンペーパーなどで、ルアー表面の水気を丁寧に拭き取ります。特にフック周りは念入りに。

③乾かす
風通しの良い場所で陰干し! 水気を拭き取ったら、風通しのよい日陰で完全に乾燥させます。急いでいるからといって、ドライヤーの熱風を当てたり、直射日光に長時間当てたりするのは、ルアーを傷める可能性があるので避けましょう。 (※フックの根元などは意外と乾きにくいので、しっかり時間をかけて乾かすのがポイントです!)

【+αのケア(お好みで)】

完全に乾いた後、フックポイント(針先)が鈍っていないか、サビが出ていないかをチェックしましょう。サビがひどいフックは、思い切って交換するのも手です(釣具店で替えフックが売っています)。 さらに念を入れるなら、フックやスプリットリングに防錆効果のあるオイル(釣具用でOK)を少量スプレーしたり塗ったりしておくと、サビ防止効果がアップしますよ。

塩抜きの際のちょっとした注意点

熱いお湯は使わないで! ルアーが変形したり、コーティングが剥がれたりする可能性があります。必ず「水」か「ぬるま湯」で洗いましょう。

洗剤は基本的に不要です。 汚れがひどい場合は、食器用の中性洗剤をほんの少しだけ使ってもいいですが、その場合は洗剤が残らないようにしっかりすすいでください。

生乾きはサビの元! しっかり乾燥させることが、塩抜きと同じくらい重要です。

簡単な習慣でルアーを大切に!

たったこれだけの手順で、あなたの大事なルアーをサビや劣化から守ることができます。「面倒くさい…」と思うかもしれませんが、慣れてしまえば数分で終わる作業です。

ルアーを大切に扱うことは、結果的に釣果にも繋がりますし、お財布にも優しいですよね! ぜひ、海から帰った後の「塩抜き」を習慣にして、これからもルアーフィッシングを思いっきり楽しんでください!

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