皆さんは、PEラインをどのように塩抜きしているでしょうか。そもそも塩抜きをする理由は、結晶化した塩による、ラインやリールへの塩害を少なくするため。徹底的に管理をする人であれば、わざわざ空のスプールに巻き替えてぬるま湯に浸し、沈め洗いをしたりと手間を掛けているのでは。
先日、北九州で開催された「西日本釣り博2023」で出展していたタネ・マキのブースにて、そんな手間を掛けなくてもイイようになるような、便利な時短アイテムがあったので紹介。
塩抜きサポートスプレー【タネ・マキ】
それが、タネ・マキからこの2023年に登場する「塩抜きサポートスプレー」。
このスプレーを吹きかけると、水で洗い流すだけの塩抜きに比べ、塩分の除去具合が約1/5に、つまり約5倍も塩が抜けるのだという。もう少し具体的に説明すると、このスプレーを使用したラインとしていないラインで塩抜きをして、カルシウムイオン濃度の違いを測定。すると、未使用だと濃度が1.8mg/Lだったことに対し、このスプレーを使用すると0.4mg/Lという結果が出たようです。
使い方は非常に簡単。ラインやリールを水洗いする際、スプールに巻かれたラインに向かってスプレーするだけ。
吹きかけた後に少し時間をおいて置くと、有効成分がラインなどに付着した塩分を包み込み、塩の洗い流しを補助してくれるんだとか。
ラインだけではなく、サビてしまいがちなフックやエギのカンナといった金属にも吹きかけられるので、ラインと一緒に使ったルアーにも吹きかけるのもアリですね。
ルーツは関連会社にあった
非常に素晴らしいアイテムですが、塩を抜く薬品技術のルーツは一体どこにあるのか気になるトコロ。タネ・マキは、共同会社に洗剤や消臭剤といった洗浄剤を扱う「株式会社ウエ・ルコ」があります。ノウハウの共有や、共同開発を行うことで、釣り人が快適に釣りを楽しめるアイテムを作ることができるようです。
実はタネ・マキの便利アイテムは、前回にも紹介しており、その際は“魚臭”にピントを合わせた消臭アイテムを紹介しました。気になった方はこちらもチェックしてみてください。
「塩抜きサポートスプレー」は、参考価格で780円(税別)。ラインの沈み洗いが古いと言われる時代が、もうそこまで来ているのかもしれません。
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