【イカメタル攻略】釣果アップの鍵は優先順位にあり! 筆者が語る「タナ・カラー・アクション」の重要度

寄稿:横山晴也

横山晴也(よこやまはるや) プロフィール

現在主流になっているエダ付き仕かけ(オバマリグ)をイカメタルゲームに取り入れたパイオニア的存在。福井県小浜市・ビック釣具店店長。

4月に入り、冬の風物詩・ヤリイカもシーズン最終盤。若狭湾では少し日ムラはあるものの、未だによく釣れている状況です。

また、ヤリイカにまじってマイカ(ケンサキイカ)もポツポツと釣れていますので、ゴールデンウイーク頃から、早くもマイカメタルシーズンに突入するかもしれません! いかんせん、昨今のマイカは、10年前とは全く違うパターンでシーズンインしますので、注意が必要ですね。

さて今回は、私のイカメタルゲームスタイルで、特にマイカメインで考えた時、重視したい要素は何か?を熱く語らせていただこうと思います。

皆さんのテクニックの引き出しとして、活用してもらえると嬉しいです。

筆者が語る「タナ・カラー・アクション」の重要度

まず、皆さんにひとつ質問です。 マイカメタルで、まず1番重要なことって、何だと思いますか?

以下に挙げる3点の要素に、優先順位を付けてみてください。

①アクション(イカを魅了するアクションを探す)

②タナ(イカがいるタナを探す)

③カラー(イカがその日に抱きやすいカラーを探す)

私の回答は、②→③→①の順番です。

タナ

やっぱりイカがいなくては、どれだけ工夫したところで釣れませんから、イカのいるタナを見付けること、見極めることが、1番重要だと思います。 地域により、さまざまなシチュエーションがありますので一概には言えませんが、私のメインフィールドである若狭湾では、水深70~100mほどのポイントで釣りをすることも多く、こういった場所では、広い中層で、素早くイカの居場所を当てられる技量が求められます。 では、最も簡単で、効率的なタナの見付け方とは…? それは、船中で協力プレイをすること、です! 皆である程度バラバラのタナを誘ってみて、アタリがあったらタナをシェアしましょう。

カラー

2番目に重要視しているのが、カラーです。 正直言って、ボコボコに釣れている時は、何をしても釣れるんです。

それでは、なぜカラーをかえる必要があるのか? 私は、2つの目的を持って、カラーを変えています。

①ヒットするまでの時間を短縮させるため

赤緑を使用して、10分で3バイ釣れていても、ピンクにかえることで、10分で5ハイ釣れることはあり得ます。 この、10分で2ハイの差が出ることが、1時間で12ハイ差になるのです。 釣れている時こそ、カラーをかえる! これが私の信念です。

②スレ防止のため

視覚的な変化を与え続けることで、スレてアタリが不明瞭になる、ということを防げます。 当たりカラーで釣れ続けている時、少しでも違和感を感じたら、勇気を持って1度、カラーチェンジしてみてください。

ダメだと感じて、またすぐにカラーを戻すのも、もちろん大アリです。 変化を付けることが、重要なのです。 また、今ヒットしているカラーよりも、もっと釣れるカラーを見付けるキッカケにもなります。もちろん、ヒットするまでの時間も短縮できます。

0ハイを1パイにする力はありません。しかし、15ハイを30パイにさせる力があるのが、カラーチェンジの奥深さです。

アクション

ルアーフィッシングにおいて、アクションって1番重要なのでは?と思われている方もおられるかもしれませんね。

しかし、私個人としてはあえて、そこまでアクションが重要とは考えていません。 確かに、アクションで反応がかわる日もあります。 同じタナ、同じカラーでも釣果に差が出てしまうことも。 一方で、アクションの基本さえ理解できれば、ほとんどの状況をクリアできてしまいます。 まず、動かす時はしっかりと動かすこと。ステイ時はスッテがブレないように、ピタリと丁寧に止め続けること、を念頭に、アクションしてみてください。

 

以上の理由から、私はまずタナを探る、そしてカラーを合わせる、そして余裕があればアクションを考える。

この順番で、釣りを展開するようにしています。 細かい部分で創意工夫できる部分はたくさんありますが、まずこの3つの要素を意識してみると、釣果アップに繋がるはずです。

これから始まる、ケンサキイカをターゲットにしたイカメタル。 今年は昨年よりも、たくさん釣ってくださいね!

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