【2025年、明石船タコ傾向と対策】いよいよ解禁!ワダゲルゲが語る期待と未来への願い

和田勝也(Wada Katsuya) プロフィール

ジギングやマダコ釣りをはじめ、瀬戸内の釣りに精通する、現在の明石タコエギブームの火付け役的存在。マルキユー・フィールドスタッフ、墨族オクトパッシングスタッフ、アルファタックルフィールドスタッフ、アシスト工房代表

皆さん、こんにちは。ワダゲルゲこと、和田勝也です。

明石 船タコ解禁!

今年もこの季節が近づいてきましたね。5月1日から、兵庫・明石エリアの船タコ釣りが解禁となります。

今年も、今か今かとワクワクされている方も、多いのではないでしょうか。

私もその中の1人ではありますが、ワクワクと言うよりは、今年も無事タコシーズンを終えて、来シーズンに繋げることができればよいな、という気持ちの方が、年々大きくなっています。

近年、明石ではタコの不漁が大きく取り上げられることも増え、いかに中長期的な視点を持って、この釣りを存続させていくか、ということが課題となっています。

そんな中で、明石市漁連遊漁船部会の方々などのご尽力により、漁業関係者の皆さんと折衝を繰り返していただき、遊漁船でのタコ釣りを成立させていただいていることに、まず大きな感謝を申し上げます。

私がタコ釣りを始めた頃というのは、タコエギというものは存在しませんでしたし、竿釣りも船ではやっていない時代でした。

それが十数年を経て、竿釣りがほぼ100%、タコエギの釣りが主流となり、その昔、タコテンヤや手釣りでは釣れなかった小さなタコが、釣りやすくなっていることも否めません。

そういった中で、小さなタコを積極的にリリースする「タコマイレージ」制度も根付き始め、昨年は一昨年よりも、タコ資源も回復したように感じました。

しかしながら、さまざまな環境の変化によって大きく増減を繰り返すマダコが、今年も確実によく釣れるという保証はありません。

そして、今冬は非常に寒い日も多く、水温も例年以上に低下していることも踏まえると、楽観視はできません。

ぜひ、今年もタコ釣りを楽しみながら、小さなタコは積極的に放流してもらい、来年以降の楽しみに繋げていきたいですね。

ルールとモラルを守りましょう

明石エリアの船タコ釣りの仕かけに関しての取り決めに、昨年からの大きな変更はありませんが、引き続き「タコエギやスッテは合計2本まで」、「針は180度以内でカエシ付きの針や2段のものは使用不可」、「エサ巻きは禁止」となっています。また、そういったものに加えて、マナーやモラルをしっかりと守り、遊漁船ごとに決められた注意事項なども船長によく確認して、釣行予定を立てたいですね。

タコ釣りは明石市を中心としたエリアでの経済効果も大変大きなレジャーだと思いますし、遊漁船、釣具店、釣具メーカー、また行政にとっても失ってはならないジャンルのものだと思います。決められた範囲を逸脱せず、今シーズンも楽しみましょう。

 

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