梅雨の釣り、インナー選びで快適さが激変!「綿はNG」ってホント? 素材選びの基本

梅雨時期の釣り、レインウェアを着ていると中が蒸れてベタベタ…あの不快感、どうにかならないかと思いますよね。

そのジメジメ感、もしかしたらレインウェアの下に着ている「インナー(肌着)」の素材が原因かもしれません! 実は、肌に直接触れるインナーの素材選びこそ、蒸れや、汗をかいた後のヒヤッとする「汗冷え」を防ぐための、めちゃくちゃ重要なポイントなんです。

今回は、梅雨の釣りを快適にするための「インナー素材選びの基本」をサクッと解説します!

なぜインナー素材がそんなに大事?

汗をかいた時、インナーがその汗を吸い取ってくれなければ、肌は濡れたまま。これがベタつきの原因です。さらに、濡れたインナーが乾かないと、気化熱でどんどん体温が奪われ、「汗冷え」してしまいます。雨や風のある日は特に危険です。 高性能なレインウェア(透湿性があるもの)を着ていても、インナーが汗を吸って溜め込んでしまっては、湿気を外に逃がす機能が十分に活かされません。だからこそ、肌面の汗を素早く吸い取り、外へ逃がす手伝いをしてくれるインナーを選ぶ必要があるのです。

【要注意!】釣りで「綿(コットン)100%」インナーがNGな理由

普段着としては快適な綿素材ですが、汗をかく釣りには絶対におすすめできません。

理由1:乾きがとにかく遅い! 綿は汗をよく吸いますが、その水分をなかなか放出してくれません。
理由2:濡れると肌に張り付く! 濡れた綿は肌にまとわりつき、非常に不快です。
理由3:体を冷やす! 濡れた状態が続くことで、体温をどんどん奪い、汗冷えを引き起こします。

「Tシャツは綿が気持ちいい」という感覚は、釣りのインナー選びでは一旦忘れましょう!

【これが正解!】選ぶべきは「吸汗速乾」素材!

では、何を選べばいいのか? 答えは「吸汗速乾性」に優れた素材です。

第一精工「クールムーバーシリーズ」

ポリエステル、ポリプロピレンなどの化学繊維:これらは汗を素早く吸い上げて生地表面に移動させ、スピーディーに蒸発させる機能を持っています。肌面をドライに保ちやすく、サラッとした着心地が持続するのが最大の特徴。スポーツ用インナーの多くがこの素材で作られています。まずはこのタイプのインナーを選んでみてください。

メリノウール(高性能な選択肢): 天然素材ですが、吸湿性に優れ、濡れても保温性が落ちにくく汗冷えしにくいのが特徴。さらに天然の防臭効果も期待できます。価格は少し高めですが、非常に高性能なインナーとして人気があります。

インナーは「素材」で選ぼう!

釣りのインナー選びは、デザインやブランドだけでなく、まず「素材」をチェックすることが重要です! 吸汗速乾性の高い化学繊維やメリノウールを選ぶだけで、梅雨時期の釣りの不快感は驚くほど軽減されます。 お手持ちのインナーを見直して、ジメジメシーズンも快適に釣りを楽しみましょう!

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