京都・天橋立に全国から42人のキャスターが集結!低水温と強風に苦戦。早春のキス釣り大会レポ

寄稿:ダイワフィールドテスター 松尾幸浩

4月6日に、投げ釣り北近畿主催で「天橋立オープン早春キス釣り大会」が京都・天橋立で開催されたので参加した。

現地に7時半頃に到着。受付場所の小天橋の休憩所に行くと、たくさんのキス釣りファンが集まっており、遠くは関東、東海、北陸、四国からもあり、合わせて42人となった。

8時過ぎから開会式が行われ、その後に一斉にスタート。小天橋や大天橋の好釣り場へ散っていく。私は前日の下見ではO氏が25cmの大型を頭に7尾釣れたと言う、大天橋の3番目にある石積みの浜へ入った。

早速タックルをセット。投げ竿はダイワの「トーナメントマスタライズキスAGS SMT 33-405LM・W」、リールが「トーナメントサーフ45R」。キス針6号の5本針に石ゴカイを刺して軽くキャスト。アマモの藻場周りを探る作戦だ。

ところが、何とアマモがない。軽くサビくことができるので、これにはビックリ。やはり、今冬の低水温の影響だろう。しかも、猛烈な東風が吹いており、寒い。これで釣れるのか、不安が募る。

案の定、皆もアタリがなく、素針の連続と厳しい。そこで、少し遠投してブイの近くにキャストすると、すぐにプルン、プルンと本命からのアタリがあり、軽快にリーリングすると、海面を滑るように15cmのキスがヒット。型には不満だが、この浜では初ヒットなので、思わず口元が緩む。

しばらくして、右側のO氏にも同型がヒットした。さぁ、時合になったと思ったが、そこからまたアタリが消えて、辛抱の釣りに戻ってしまった。

当日は本部に12時半までに帰着なので、残り時間もわずか。何とか追加が欲しいと、8本針の仕かけにかえて、オモリも23号と軽くして、風に乗せて流す作戦に変更。

これが正解で、20cmの良型がヒットし、最後に17cmも釣れて、3尾で終了。本部で審査すると、合計52cmで4位に入賞。

残念ながら半分の人がキスの顔を見ることができず厳しい大会となったが、入賞できてよかった。

成績

優勝:香林氏10尾、2位:村尾氏5尾、3位:人見氏4尾

松尾幸浩(まつおゆきひろ) プロフィール

DAIWAフィールドテスター、全日本サーフキャスティング連盟、兵庫協会神戸投翔会名誉会長を務める投げ釣りのプロフェッショナル。キャスティングの競技会での優勝経験もあるなど、高い技術力を持っている。

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