竿を折り、魚も逃した私が悟った…海上釣り堀「沈黙の攻防」タモ入れの極意

海上釣り堀で大物がヒット!

最高に嬉しい瞬間ですが、最後の「タモ入れ」でバラしてしまったら元も子もありませんよね。確実に魚をキャッチし、最高の思い出にするためのタモ入れのコツと注意点を、ギュッと凝縮してお伝えします!

かくいう記者は、先日このタモ入れで失敗し、同行者の青物を逃し、さらには仕掛けがタモに引っ掛かり、竿が折れてしまうという失態を犯してしまいました。

そんな私が紹介するこのタモ入れ講座は、自戒の念も込めておるわけです。

なぜタモ入れが重要?

タモ入れは、釣果を左右する最終関門! 無理な抜き上げによるライン切れや竿の破損を防ぎ、魚を安全かつ確実にランディングするために必須の技術です。

成功への簡単3ステップ!

【STEP1】準備万端!タモはすぐそばに

釣りを始める前に、タモを組み立ててすぐに使える状態にし、手の届く場所にスタンバイさせましょう。周囲の安全と、魚を誘導するスペースも事前に確認しておくのがデキるアングラーの証です。

【STEP2】魚を落ち着かせ、優しく寄せる

ヒットしたら慌てず、魚の力をいなしながらゆっくりと寄せます。水面で少し空気を吸わせると魚がおとなしくなりやすく、タモ入れがグッと楽になります。竿の角度を保ち、ラインテンションを緩めないことが肝心!

【STEP3】これが基本!正しいタモ入れ術

魚が水面近くに浮いてきたら、いよいよタモ入れです。

必ず「魚の頭から」タモに誘導しましょう。 魚は前にしか進めないので、これが1番スムーズで確実です。 魚がタモに半分以上入ったら、網をすくい上げるようにタモの柄を真っ直ぐ上に引き上げます。(柄を横にして持ち上げると破損の原因になるので注意!)

直前まで、水中に入れない!

これが基本なんですが!海上釣り堀では、タモを水中に入れるタイミングが重要!

タモを水中に入れると、魚がそれを見て、暴れてしまいます。なので、掬う直前に水中に入れることが大事なんです。特にタモ入れを手伝う場合は、竿を持つ人との連携が重要で、勝手にタモを入れてはいけません。ファイトしている人のタイミングで掬うようにしてください。

でないと、私のようにとんでもない失態を犯してしまうでしょう(笑)。

スマートなアングラーの心得

周囲への声かけを忘れずに!

大物がヒットし、取り込みに時間がかかりそうな時は「タモ入れます!」「魚通ります!」と周囲に一声かけるのがマナーです。

無理せずスタッフに助けを求めよう!

ひとりでの取り込みが難しいサイズだと感じたり、自信がなかったりする場合は、遠慮なく釣り堀のスタッフにサポートをお願いしましょう。

これだけは避けたい!NGタモ入れ

×タモで魚を追いかけ回す
×網で魚の体を押さえつけようとする
×元気いっぱいの魚を無理やり入れようとする
×タモのフレーム(枠)で魚を引っ掛けようとする

これらの行動は、魚を驚かせてバラシの原因になるだけでなく、魚を不必要に傷つけてしまいます。

基本を押さえて、確実にゲット!

正しいタモ入れ技術を身につければ、バラシは格段に減り、釣りの楽しさがさらにアップします。今回ご紹介した基本と注意点をしっかり押さえて、海上釣り堀での大物との出会いを、最高の形で締めくくりましょう!

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