真夏の日差しがギラギラと照りつけ、気温がグンと上がる7月~8月。
最高の釣りシーズンですが、同時に熱中症や紫外線、虫刺されといった夏の敵も増えます。 「暑いから軽装でいいや」なんて油断は禁物!快適に、そして安全に夏ならではの釣りを満喫するためには、適切な服装と持ち物の準備が何よりも大切です。
ここでは、夏特有の暑さや日差し、虫、急な雷雨などから身を守り、釣果アップにもつながる、夏の釣り向け服装・荷物のチェックリストをご紹介します。万全の備えで、夏の思い出に残る釣行に出かけましょう!
服装編
夏の釣りでは、汗をかいてもすぐに乾き、日差しから肌を守れる服装が基本です。
■速乾性インナー・肌着
汗をかいてもベタつかず、すぐに乾く素材(ポリエステルなど)が必須。吸汗速乾性や接触冷感機能があれば、ウェア内の蒸れや汗冷えを防ぎ、体感温度を下げてくれます。
■長袖シャツ or ラッシュガード(吸汗速乾・UVカット機能付き)
暑いからと半袖で過ごしがちですが、直射日光は体力を奪い、肌に大きなダメージを与えます。UVカット機能付きの長袖シャツやラッシュガードを着用し、腕全体を紫外線から守りましょう。
■薄手のパンツ(速乾・UVカット機能付き)
足元も紫外線や虫から守るため、速乾性のある薄手の長ズボンを選びましょう。水陸両用タイプや、ストレッチ素材のものが快適です。
■帽子(広いつばのハットやキャップ)
夏の強烈な日差しから頭部や顔を守り、熱中症や日焼け対策に必須です。首の後ろまでカバーできるタイプや、通気性の良いメッシュ素材のものがおすすめです。
■アームカバー・フェイスガード/ネックゲイター
腕や首、顔の広範囲を紫外線から守ります。冷感素材のものを選べば、体感温度も下げられ、一石二鳥。虫対策にもなります。
荷物編
服装だけでなく、夏の釣りならではの便利アイテムもしっかり準備しましょう。
■水分補給用の飲み物(多めに!)&塩分補給タブレット
熱中症予防の最重要アイテムです。スポーツドリンクや麦茶、お茶などを多めに持参し、「喉が渇く前」にこまめに補給しましょう。塩分補給ができるタブレットや塩飴も忘れずに。
■日焼け止め(高SPF/PA値・ウォータープルーフ)
夏の紫外線は非常に強力。水面からの照り返しも加わり、肌は想像以上にダメージを受けます。SPF50+・PA++++のウォータープルーフタイプを選び、2~3時間おきにこまめに塗り直しましょう。リップクリームも忘れずに。
■冷却グッズ(クールタオル、ネッククーラー、空調服など)
首元や体を効率よく冷やすアイテムがあると、快適さが格段にアップします。濡らして使うクールタオル、充電式のネッククーラー、ファン付きの空調服など、自分に合ったものを活用しましょう。
■虫よけスプレー・携帯用蚊取り線香
夏、特に朝夕まずめや夜釣りには蚊やブヨが大発生します。DEETやイカリジン配合の虫よけスプレーを肌に塗布し、携帯用蚊取り線香を併用するなどして徹底的に対策しましょう。

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■タオル・ウェットティッシュ(多めに!)
汗を拭く、魚を触った手を拭く、道具の汚れを拭くなど、夏は特に使用頻度が高まります。速乾性のマイクロファイバータオルは特におすすめです。
■シューズ or 防水サンダル(滑り止めソール)
水辺は滑りやすい場所が多いです。通気性がよく、水捌けに優れ、しっかりグリップが効くシューズや、足先が保護された安全なサンダルを選びましょう。
■予備の着替え・下着
汗をかいた時や、急な雨で濡れてしまった時のために、乾いた着替えがあると体調管理に役立ちます。速乾性の素材なら、なお良いでしょう。
■簡易チェア or 折りたたみスツール
炎天下で立ちっぱなしは体力を消耗します。座って休憩できる場所を確保することで、疲労を軽減し、集中力を維持できます。
■小型クーラーボックス(飲み物専用)
メインのクーラーボックスとは別に、飲み物や冷却グッズ専用の小型クーラーがあると、冷気を逃がさずに効率よく水分補給ができます。
そのほかにも、目を守る偏光グラス、簡易の救急グッズやゴミ袋などあると便利なグッズがあるので、ぜひ万全の備えで、最高の夏釣りを楽しみましょう!
暑さが厳しくなる夏の釣りは、事前の準備が釣果と安全を大きく左右します。今回ご紹介したチェックリストを参考に、夏の気候に適した服装や装備を万全に整えてください。
ほかにも夏の釣りに覚えておいて欲しいアレコレ
もっと夏の釣りを快適に楽しみましょう!