「よし、キャスト!」
気持ちよくルアーを投げた瞬間、プツンとラインが切れ、ルアーだけが彼方へ飛んでいく…。あるいは、魚がヒットした途端にフワッと軽くなり、まさかのラインブレイク!
こんな悔しい経験、アングラーなら1度は身に覚えがあるのではないでしょうか? その原因、もしかしたらラインノット(結び目)の「締め不足」かもしれません。
緩んだ結び目が引き起こすトラブルとは?

※イメージ
ルアーやサルカン、スナップなどへラインを結んだ後、「しっかり締めたつもり」でも、実は甘い…というケースは少なくありません。特にナイロンやフロロカーボンラインは、結びが甘いと簡単にスッポ抜けてしまいます。PEラインの場合も、締め込みが不十分だと摩擦熱で強度が低下したり、スッポ抜けの原因になったりするのです。
では、どうすれば結び目をしっかり締め込めるのでしょうか?
ポイントは「濡らして、強く、ゆっくり」です。
まず 摩擦熱によるラインの強度低下を防ぐため、唾や水で結び目をしっかり濡らすことが大事。そして 力を込めて、結び目が「これ以上締まらない!」というくらいまで、ギューッと締め込みます。ただし、細いラインやPEラインは力を入れすぎると切れることもあるので、ラインの特性に合わせて調整が必要です。
最後に、急激な締め込みはラインを傷つける原因になります。じわじわと、丁寧に力を加えていくのがコツです。
もちろん、仕掛け作りなどでも、締め込みは重要です。
たかが結び目、されど結び目。
魚とラインを繋ぐ最後の砦であるラインノットは、釣果を大きく左右する重要な要素です。次回の釣行前には、もう1度自分の結び方を見直して、万全の状態で大物とのファイトに臨んでくださいね!
それでも、締め込みが心配な方は…。
締めリングAL

出典:第一精工「締めリングAL」
航空機にも使われるジュラルミンをマシンカットした本体に、U字型のゴムリングを装着したライン結束補助具「締めリングAL」。
指輪のように、釣りの最中は人差し指などにはめておき、締め込むタイミングで使用できます。
サイズは男性向けに21号、23号、25号がラインナップしています。
第一精工公式「締めリングAL」の詳細ページはこちら
締めリング

出典:第一精工「締めリング」
こちらはコイルロープで身に着けておくタイプの「締めリング」。
リングとコイルロープが各2個付属しているので、必要なタイミングでベルトやバッグなどから引っ張り出し使用できます。
最大50cmまで伸びるそうで、いろんな箇所に装着できるのも魅力ですね。
第一精工公式「締めリング」の詳細ページはこちら