今年もひどく暑い夏。それでも釣り人は、休みの日は釣り場へ足を運んでしまいがち。
で、釣りをしてみると「全然釣れん…」って思ったりしていませんか? 実はそれ、“夏あるある”なんです。
暑い夏に釣れなくなる“3つの理由”
①高水温で魚はダレる
基本的に魚には「適水温帯」というものがあります。
これは、その魚種の活動が活発になる水温を表しているもの。(例えばアジなら15~25℃前後と言われています)この適水温帯を上回ると魚はダレでしまうので、積極的にエサやルアーを追わなくなると。
もっと言うと、より水温の安定する深場に落ちたり、日陰(シェード)に避難したりするので魚の居場所が変わります。

出典:気象庁
上記は2025年7月20日の海面温度を表したもの。
一部地域を除いて27℃越えの場所がほとんど。こりゃあ釣れなくて当たり前…ですよね。
②酸素量も関係あり
高水温になると水中の酸素量が減るため、魚は積極的に動き回るより、じっとして酸素消費を抑えようとします。
これは魚の酸素消費量が増えるため、と言われていて、1℃水温が上がるごとに魚の酸素消費量は約6%増加する一方、酸素供給は減っていく…というワケなんだとか。
③釣り場が激混みでプレッシャーがかかる
夏休み・お盆・週末…。この時期の堤防や漁港はどこも人でいっぱい。
人が多いと、当然魚にとってはプレッシャーがかかりやすく、いわゆる「魚がスレている」環境になるのも理由の1つ。
釣れないのは海のせいにするのも……。
「なぜ釣れないのか」は腕だけにあらず。
上記のような理由だったり、朝・夕のまずめを逃しているとか、外的要因って結構大事。
たまには釣れない理由を海のせいにするのも、いいんじゃないでしょうか?