
竹村勝則 プロフィール
11月中旬にもなると、朝夕めっきり冷え込むようになった。
半夜釣りだと、防寒服がいるほどだ。
半夜釣りの代表魚のひとつはタチウオだが、今秋の大阪湾の波止タチはあまりにも釣りムラが多いので、半分諦めかけていたが、「神戸港の波止で釣れ出した」と言うので、それっとばかりに出掛けた。
神戸渡船の15時便で八防へ
神戸渡船(☎090・1150・0968)の15時便に乗船。
20人あまりの釣り人の大半は、タチウオ狙いのようだ。
渡船は五防、六防、八防、七防、ポーアイの順に渡していく。
八防へ7、8人の釣り人と降りた。
若い人は早速西向きに陣取り、ワインドでタチウオを狙い始めた。
まずはサビキでアジ狙い
年配組はタチウオの時合がくるまでは、サビキでアジ狙い。
ここのアジは、昨年も型がよかったが、今年も20cm超が釣れている。
常連は立入禁止の柵近くの東向きで、ほんのチョイ投げのウキ釣りで狙うと、数投目から良型アジが釣れ出した。
見ていると、ダブル、トリプルで釣れる時もあり、20cm超の良型だけに竿が大きく曲がって取り込みが大変そう。
こちらは遠投のカゴウキ釣りで、サシエはオキアミでやってみたが、さっぱり釣れなかった。
ワインドで釣れ始めたので電気ウキで狙う
ワインドでは、16時半頃からタチウオが釣れていたので、アジ釣りを止めて、電気ウキのタチウオ仕かけをセットした。
昨年のタチウオは東向きでもよく釣れたが、当日は東からの風が少々強くて釣り辛いので、西向きで釣る。
これなら背後からの風なので、仕かけがよく飛ぶ。
タナは始めは2.5ヒロで、エサはキビナゴの通し刺し。
通し刺しだと、普通の刺し方よりも食い込みがよく、針掛かり率がウンとよい。
日が落ちてほどなく、初アタリがきた。
ソーッとゆっくりリールを巻くと、竿先にコツンときたので大アワセ。
難なく上がってきたのは、幅指3本あるなしのサイズ。
辺りが薄暗くなって、赤い電気ウキがハッキリと見えるようになってきた。
さあ時合だ。
隣のワインドの人も、こちらも次々とタチウオを釣り上げる。
ケミホタルが時々持ち上がって横に走るので、タナが浅くなったと思い、ウキ下を2.5ヒロから2ヒロ弱にした。
時合がくると、遠投しなくても15mぐらい前方でもアタリがよくでるようになった。
当日は17~19時半頃がアタリが1番多くて入れ食いだった。
その後はアタリが遠くなり、たまにアタリがでても、なかなか食い込まない。
焦ってつい合わせてしまうと、素針を引いてしまった。
それでも当日の釣果は、タチウオ18尾(幅指2.5~3.5本)。
ワインドの人は「12、13尾で、幅指4本サイズもいた」と言っていた。
六防で釣っていたタチウオ釣りのベテランは、引き釣りで何と61尾を上げたそうだ。
再釣行も残念な結果に
そして、次の土曜日にも再釣行。
この日は土曜日とあって釣り人が非常に多かった。
八防も竿が出し辛いほど人が並んだ。
当日はどういう訳か、タチウオのアタリが少なく、筆者は6尾だけ。
ほかにサゴシ55cmとサバが2尾。
サビキ釣りではカタクチイワシがよく釣れた。