初めてテンヤタチウオのハイエンドロッドを使った僕が正直な感想を述べますので、参考にしてみて下さい!

寄稿:名田悠資

名田悠資(なだゆうすけ) プロフィール

関西圏で発刊している週刊釣場速報の編集記者。船釣りの経験は3年。船テンヤタチウオや船タコゲームなどライトに楽しめる船釣りを楽しんでいる。ショアではアジングなどのライトゲームにハマっている。

初めまして、週刊釣場速報編集部の名田悠資と申します。

普段はテンヤタチウオを中心に船のライトゲームを楽しんでいます。

テンヤタチウオは去年は関東でも人気に火がついて、関東、関西を中心にいろんな地方で楽しめる釣りとして人気爆発中です。

ロッドもさまざまなものが発売されていて、テンヤの種類もたくさん。

店によっては売切れのカラーもたくさん出ています。

そこで今回はロッドについてお話したいと思います。

 

ハイエンドロッドと中級ロッドどう違うのか?

普通のロッドとハイエンドロッドで釣果ってかわるの?

そう思う人いますよね?

僕も前まではそう思っていました。

でも、今なら如実に違うと言えます。

僕はテンヤタチウオを楽しむことが多いのですが、以前は「サーベルマスターSS82MH180」を使っていました。

今回、新たに購入したのは「サーベルマスターエクスチューン91H160」。

シマノのテンヤタチウオのハイエンドモデルです。

調子の差はあれどかなり感度に差があったのでそのことについてお話ししたいと思います。

グリップでアタリが分かる

違いはたくさんありますが、大きくかわったのはグリップ部分。

SSはEVAのグリップですが、エクスチューンはカーボンモノコックグリップ。

EVA製のグリップもコンパクトで非常に脇挟みしやすく使いやすいものになりますが、ここに感度の秘密の差があります。

カーボンモノコックグリップをコツコツ叩くと分かりますが、かなり反響します。

中空構造になっていて中が空洞なので、当たり前と言えば当たり前なんですが、叩くと「コーン」と反応が返ってきます。

この効果が大きくて、例えばよそ見をしていても手感度にアタリが伝わってくるので、アタリが非常に取りやすいです。

ラインの擦れや前アタリがわかりやすい

また、高感度であるメリットはラインが擦れたり、タチウオが寄ってきているのがかなり分かりやすいんです。

ラインが擦れたらオマツリを警戒して先に上げたりできるので、結果的に手返しがよくなりますし、テンヤのロストなども防ぐことができるのもポイントです。

また、タチウオのごく小さなアタリも伝わってくるので、そこにいるであろうタチウオとの出合いが増えるので手返しがアップします。

また、エクスチューンにはXガイドが搭載されていますが、これもいいように感じました。

ガイドの糸抜けがとてもいいので、フォールが少し早くなった気がします。

メカニカルブレーキの調節にもよりますが、放出がスムーズなのでバックラッシュもしにくいです。

いいものはやっぱり高いし、価格に見合った価値がある

サーベルマスターSSテンヤ」でも十分高感度でいいロッドだと思っていますし、実際問題なく釣り上げることができます。

しかし、基本性能がアップしていて、さらにカーボンモノコックグリップが感度を増してくれています。

やはり、ハイエンドロッドというのは価格に見合っただけのスペックを持っているんだな、というのが率直な感想でした。

このロッドの初釣行では自分だけにアタリがあるタイミングも多く、今後も手放せない相棒になりそうです。

ハイエンドロッドはなかなか手の出辛い価格だとは思いますが、ほんとにいいものだなと思います。

トラブルも少ないので、ぜひ一度ハイエンドモデルを手に取ってみてほしいです。

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