お寿司でよく見るビントロ。
脂の乗りもよく大好きな人も多いのでは?
ビントロって何の魚か知ってますか?
正解はビンナガ(ビンチョウ)マグロと呼ばれる、ホンマグロ(クロマグロ)とは別の魚なんです。
そんなビンチヨウマグロは船釣りで狙えちゃうんです。
その名もトンジギ。
ビンチョウマグロの別名がトンボと呼ばれることからそれを狙うジギングでトンジギというわけですね。
ゼロドラゴンスタッフの末吉氏が釣り方の解説をしてくれているので参考にしてみてください。

末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール
数年前よりこの時期に、三重県沖にて狙えるようになったビンチョウマグロ(通称トンボ)が大人気となっておりますので、今回はトンジギについて詳しく書きたいと思います。
昨年は3度釣行し、4尾結果を出しております。
タックルはブリ狙いのジギングタックルでOK
基本的なタックルのイメージはブリジギングで使用するタックルでOK。
私の場合は、スピニングはロッドZL5113に、リールはステラ8000番、ベイトの場合はロッドESJ514にブルーヘブン80番、そして電動ジギングの場合はロッドEJ5113に、ビーストマスターEJ2000を使用します。
ラインは全てPE3~4号、リーダーはフロロの16号を使用します。
フックサイズは最低4/0以上が好ましく、フロントにダブルフックを装着します。
リアフックを付けると掛かりどころにより、やり取りが非常に苦労しますので、私の場合は付けません。
ポイントは水深500~1000m近くの場合もありますが、ジグを落とすのは深くても150m程度までがほとんどなので、糸巻き量は400mもあれば十分です。
ジグはシルバー系を好んで使います。
重さは200~300g程度までを用意。
指示ダナの10m下からシャクる、ラインの角度も計算してタナを取ることがポイント
船長が指示するタナの10m下までジグを落とし、スローのワンピッチでシャクリます。
タナを正確に把握することが大事なので、ラインの色はもちろん、ラインの角度も考慮し目標のタナまで到達させます。
電動ジギングもオススメ!
そして、最重要事項はとにかく、休まずやり続けることです。
しかし、これがトンジギにおいては1番辛いのです。
反応が常にあればよいのですが、いつ通過するか分からない魚を待ち続ける釣りなので、1度やると分かりますが、相当な根気が必要です。
でも、ご安心ください(笑)。
そんな方には電動ジギングという強い味方がいます。
サブタックルでもよいので、1本は電動ジギングができる準備をしていれば、確実に釣果へ近づくことができます。
電動ジギングのアドバンテージは疲れにくいことだけではなく、デジタル表示でタナが分かりやすいこともあります。

熟成すればさらに美味に
そして、見事釣り上げることができた場合は血抜きを行い、エラワタを取りだしたら、氷をたっぷり入れたクーラーで4日間ほど熟成させると、さらに美味しいマグロとなります。
皆様も集中力を切らさず、ぜひチャレンジしてみてください!