
松尾幸浩(まつおゆきひろ) プロフィール
厳寒期になり、対象魚がめっきり少なくなる冬の投げ釣りにとって、低水温に強いアイナメやガシラなどの根魚は非常にありがたい魚。
そこで、1月13日はこの時期に抜群の実績のある徳島県撫養町の岡崎海岸へ釣行した。
現地に15時に到着。この日は大潮で流れが非常に速いため、旧造船所の南側にある護岸に入る。
急いでタックルをセット。投げ竿がウィンドサーフT33号-405、リールがパワーサーフ4000QD、丸セイゴ15号の針にマムシを付けて、水道部へキャスト。点在するシモリ周りを狙う作戦だ。
潮はゆっくりと北へ流れており、釣れそうな雰囲気だが、アタリがない。
エサもそのままの状態で上がってくる。
やはり、厳寒期によくある夜しか食わないパターンに遭遇した感じだ。
ここは、激流で有名な小鳴門海峡で、一旦潮が走り出すと手に負えなくなる。そんな時は、潮流の影響が少ない足元へ近投で狙うのがよい。
潮が緩くなり、状況が好転したのは21時頃。根掛かりも少なくなり、狙ったシモリ際に仕かけが落ち着くと、アタリが連発する。
まずは26cm級のガシラがヒット。これが合図のように、良型のガシラや24cmのアイナメも釣れた。
さらに、食味が最高の太い60cmもあるアナゴも姿を見せて、寒い中でも身体はポッカポカ。
これで本命のポン級アイナメが釣れれば、ここまで来た甲斐があると、竿先を注視していると、1番右の竿が激しく叩かれた。
慌てて竿に飛び付き、バシッと合わせると、ゴンゴンと頭を振ってポン級独特の引きが手元に伝わる。慎重に寄せて抜き上げたのは、33cmもあるアイナメだった。
それからは流れが急に速くなり、寒さも厳しかったので、一旦竿を仕舞い、仮眠。明るくなって再開すると、ガシラの
ダブルもあり、根魚を堪能して8時に納竿した。
これから水温が安定すると、太いポン級がよく釣れて、引き、味ともに楽しめる。当日の釣果はアイナメ33cmと24cmにガシラ18~26cm9尾。
【交通】京阪神からは神戸淡路鳴門自動車道を利用して鳴門北インタで降り、すぐに右折して直進。
小鳴門橋を渡って右折し、県道11号から県道42号を経由して岡崎方面へ。