アタリがでれば、即座に合わせるボートアジングは、思わず「えっ、アジ釣りってこんなに強く合わせるの?」と思うほど、パワフルな攻めの釣りです。
40cmを超える大型アジを「ギガアジ」と呼ぶ人もいますが、その名前に相応しい強引で、ドラグを締めていても、ジーっとドラグ音が鳴り、ラインが出ていきます。
この引きを1度味わってしまうともうヤミツキ。
ボートアジングの世界にどっぷりと浸かってしまいますよ!
今回は、そんなボートアジングを三重・尾鷲、天満浦から出船している真祐丸の岡船長に教えてもらったので、タックルチョイスや釣り方を皆さんにお届します。

ボートアジングを日々研究している真祐丸の岡船長
ボートアジングの魅力
ボートアジングとはボート(船)から狙うアジ釣りのことで、ソフトルアーを使用した釣りです。オカッパリに比べて大きいアジが釣れる可能性が高く、人気の釣りのひとつ。

12代目アングラーズアイドルの池山智瑛(いけやまちあき)さんも40cm超のギガアジをゲット!
タックル&仕かけ
・ロッド:アジのアタリは繊細なので感度のよいロッドが◎
・リール:スピニング、両軸手巻きリールどちらでもOK
※使用するオモリはエリア、ポイントによる

真祐丸オリジナルのジグヘッド

太軸がベター
ワームのカラーチョイスですが、アジは日により食いが大きくかわるので、数種類持っておくことが大切。マストカラーはチャート系とグロー。状況によりピンク系に食いがよいことも。
アジはワームが少しでもズレていると食いません。アタリを引き出すためには「ワームをこまめにチェックする」ことが大切です。

ワームはズレないようにまっすぐに付ける

ワームがズレていないかのチェックはこまめに
釣り方
①仕かけをタナ(基本は底)まで落とす
②ゆっくりと竿を上げ下げしてステイ。ロッドを上げる時はゆっくり大きくが基本だが、フォールはフリーフォール、スローフォールどちらでもよい
③ステイはしっかり取るのが基本。5ー10秒程度がベター。これを繰り返しアタらなければ、シェイクも有効
この釣り最大のキモと言えるのが、アタリをいかに取れるか、です。アジは捕食する時、エサを吸い込み、違和感を感じるとすぐに吐き出すのでアタリは小さいです。向こう合わせで待っていても、もう遅いなんてことも多いので、小さなアタリは全て即掛けで合わせていきましょう!
釣果アップのコツ
最後に、通常の釣り方で、アタリがでない場合に試してもらいたいのが、ディープサイド釣法と言う釣り方です。
①仕かけを着底
②張らず緩めずの状態でシェイクしたり、緩めた後にスっと竿を上げる
これによって、ワームが真横に動くアクションを見せてくれるので、アジが違和感なく食い付くことができます。底によく反応が出ている時にはぜひ試してもらいたい釣法です。
もう皆さん釣り方はバッチリですよね!
エリアにもよりますが、1年を通して狙える場所もあります。
今まで釣ったことがないようなギガアジ目指して、頑張ってみてくださいね!