釣りの醍醐味の1つは「食」。新鮮な魚を食べられる喜びは、釣り人の特権♪
おかげさまで、我が家でもタチウオ、青物、イカを筆頭に、かなりたくさんの数、種類の魚を捌いてきました(←主に母が)。

その度に、ドキドキさせられるのは「虫」の有無だ。中でも1番恐ろしいのは、寄生虫の1種である「アニサキス」。
長さ2~3cm、白色の少し太めの糸みたいだとか。アニサキスの噂は釣り人からもメディアからも情報を耳にしては、ビビらされている。ご近所様へ、お魚のお裾分けする際も、虫が入っていないことを祈っていつも渡すのである。
我が家では、魚は刺し身が大人気なので、生で必ず食すのだが、有り難くも、今まで「虫」に当たったことは1度もなく、もはや都市伝説じゃないかと思うほどだった。
そして、恐れていた日がとうとう訪れた。1月に、大阪湾でタチウオパターンのジギングで「メジロ」を釣った私。3枚におろし、刺し身サイズにカットし、「さ~、刺し身をいただこう」と思ったら気になる物が。細く小さいものが目に入った。

刺し身で美味しく頂いた
一瞬、「これはまさか⁉」と頭によぎるも、「捌いた時に身がちぎれたのかな?」と思い、美味しく刺し身を食べた。

初めての虫との出合い
2日後、シャブシャブで食べることに。切ろうと思ったその時、細長い物体が身から登場した。こ、こ、これはまさか⁉ ピンクの細くて長いグロい物体が…。明らかに虫であった。
写真を撮って、友達に聞くと「ブリ糸状虫」とのこと。メジロの場合は「メジロ糸状虫」って呼ぶのだろうか。「ムイムイ」とも呼ばれるらしい。ムイムイって響きは可愛いけど、まったく可愛くない。

想像以上の長さのブリ糸状虫
恐る恐る、引っ張り出して見た。想像以上に長い。手品だったら国旗が出てくるのではないかと思うほどに、長く気持ち悪かった。
しかし、食べても害はないとのことで、見なかったことにした。
見ただけで食べられなくなる人もいれば、私のように、シャブシャブなら大丈夫と思える人と、ボーダーラインは人それぞれ。
「やっぱり刺し身は美味しいわぁ~」と、私の母は見なかったことにし、パクパク食べていた。
まだまだ母には敵わない。親に寄生しているトモチンでした。