「見た目は子ども、頭脳は大人」
某アニメの主人公・名探偵の決め台詞。
これをモデルチェンジしたシマノのフォースマスター1000に当てはめると…
「サイズは子ども、パワーは大人」
そんな、ちょっとヤバすぎる電動リールなんです。これまでより、目的の魚に辿り着く推理力はバツグンに上がったと思われます(笑)。
フォースマスター1000
数ある進化の中でも注目なのは、「ニュータッチドライブ」と「スピードクラッチ」が搭載された点。
ニュータッチドライブとは、同じく「フォースマスター200」や「フォースマスター600」に搭載されているおなじみの機能。
親指の押圧で31段階のスピード調整ができるタッチドライブに、ワンタッチでお好みのスピードでの瞬時の巻き上げが可能な、中間速設定機能を新たに追加。
不意にスイッチを押し込んでしまいマックススピードになり、口切れや浅掛かりの針外れによる魚のバレなどのトラブルがありましたが、これらを防げるようになりました。
頻繁に繰り返すクラッチのON/OFFの切り替えのレスポンスを高めた、スピードクラッチ機能。
仕かけが着底したり、タナに到達したら、ハンドルを回さずともクラッチを切ったり入れたりできるので、親指1本で操作が可能です。
ニュータッチドライブとスピードクラッチの搭載により、ワンハンドでの操作にライトゲームの軽快感をもたらせます。
もちろん、軽快感だけではありません。
「フォースマスター1000」に搭載されたMUTEKI MOTOR+は、「フォースマスター3000XP」と同クラス。高回転、高トルクのブラシモーターで、最大ドラグ力15kg、実用巻上持久力8.5kg、最大巻上速度210m/分。大型青物とパワーファイトが可能なスペックとなっています。
また、「ビーストマスター1000EJ」と同様の設計による、減速ギアの支持部にベアリングを採用した強化ギアシステムにより耐久性が向上しています。
フォースマスター1000が何をもたらすか
実にサラリとご紹介しましたが、コレってむちゃくちゃありがたくて。
コンパクトでこのパワーなので、「待ち」ももちろんできますが、アクティブに操作して食わせていくような釣りも全然苦じゃない。

Sコンパクトボディ。電源コネクターが従来の逆側にあるのも高ポイント! パーミングもしやすく、小さいだけでなく「実際に操作しやすい」という点まで考えられた設計
ヤリイカ、スルメイカ、マダイのコマセ釣り、ブリ、ヒラマサ等がメインターゲットですが、20kg以上の大型魚も難なく巻き上げる力を秘めた電動リール。コンパクトなボディに、大型の青物をはじめ、より高負荷の釣りにも対応できるヘビーデューティーさを兼備。
「実際どのくらい強いのよ?」という部分は、ぜひ以下の動画を。
もう扉の画の時点で察していただけると思うのですが、正直ビビりました(笑)。
そのほか、NEW海底・魚群水深表示、電動等速巻制御、ハンドルスピード表示等も搭載。
※NEW海底・魚群水深表示は探見丸親機搭載船のみ使用可能です。魚群水深表示は、アキュフィッシュ対応の親機搭載船のみ使用可能です。
■フォースマスター1000 SPEC
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) |
自重 (g) |
PE[タナトル]糸巻量(号-m)/フロロ糸巻量(号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
スプール寸法 (径mm/幅mm) |
スプール下巻ライン (PE号ーm) |
ベアリング数 BB/ローラー |
ハンドル長 品番 (mm) |
メーカー希望本体価格 (税別) |
1000 | 5.3 | 15.0 | 680 | 2-600、3-400、4-300、5-230/5-250、6-200 | 70 | 42/34 | 3-300 | 11/1 | 70 | 87,500円 |
シマノ公式「フォースマスター1000」詳細ページはこちら
コンパクトボディになり、片手ですべての操作ができる、非常に操作性の優れたフォースマスターに生まれ変わりました。手持ちでパワーファイトに挑む釣り人のみなさんに、ぜひ手にしていただきたい一品です。
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