
ロケ当日に飛び出した大型タチウオ
大阪湾で大人気の「船タチウオ」もいよいよ本格化。神戸・須磨浦の仙正丸に乗船し、今季のタチウオのご機嫌を見に行ってきた。
当日は水深50~70m前後のポイントで、タチウオの反応はおおむね底から10m前後。前半は、釣れてくるタチウオのサイズが指2本の小型も多くまじり、テンヤにアタリは出るものの、掛からないといったシーンも目立った。

快適船タチウオテンヤSSの紫ゼブラ。当日アタリの多かったタチウオテンヤのひとつ

赤系のテンヤにもアタリが目立った(写真はジャッカル・アンチョビドラゴンテンヤ漁師レッド)

船長が渋い状況でもオススメしていたのがヤマシタ・猛光太刀魚テンヤ船シングル
それでも当日最大は指6本サイズも飛び出すなど、やはり大型はいる。そして、この1尾を含めて、同様の大型らしきアタリがほかにも2回あったが、これはバラシ。
便利な電動リール。しかし使い方にはご注意を
船長は、電動リールの使い方にひと工夫ほしいと話していた。
電動リールの進化で、近年では初心者のうちから電動リールを使う人が多くなった。注意してほしいのが掛かった瞬間の巻き上げ。タチウオが掛かった瞬間から電動の巻き上げ速度をマックスにすると、掛かり所によってはバラシの原因になるそうだ。実際に大型(らしき)が掛かった3尾の内、バレた2尾は掛かった瞬間に電動巻き上げをしていた。タチウオからアタリがきたら、手巻きでしっかり食わせてから電動リールの巻き上げを利用するとよいかもしれない。

電動リールが主流になりつつあるが、掛かった瞬間のマックス巻き上げには要注意
この日は小型タチウオが多く、エサ取りのような食い方をしていたタチウオだったが、いよいよシーズン本番。きっと今季も大阪湾を盛り上げてくれるだろう。
※本記事は週刊釣場速報2018年8月31日号に掲載された記事を再編集したものです