明石の夏の風物詩、船のタコ釣りを楽しもう!!【初挑戦のビギナーでも釣れる2つのキモとは?】

「夏の明石」と言えば、「タコ」と、釣りを知らない人でも答えが出てくるぐらい有名な、明石のタコ。

サビキ釣りが堤防からの釣りのビギナーの定番なら、船からのお手軽な釣りでビギナーにもオススメできる夏の釣りが、明石のタコ釣りです。

明石のタコ釣りは、以前は手釣りでのエサを巻いたタコテンヤを使った釣りが主流でした。それが徐々に竿を使用した釣りへと移行し、エギを使う釣りへと変わってきました。

明石のタコ釣りの変遷はこちら↓

【手釣りから竿釣りへ、テンヤからエギへ~】エギタコの伝道師が語る、明石のタコ釣り変遷

 

このエギ主流の釣りになってゲーム性が広がったことで、ビギナーを含めた幅広い層にわたる大人気の釣りへと変わっていきました。

さて、この明石のタコ釣りですが、タックルさえ船タコ専用のモノを使用すれば、釣りが初めてのビギナーでも簡単に釣ることができます。

ビギナーでもタコをゲットできる2つのキモ

それを実現するために必要なのが、2つのポイント。

この釣りの「キモ」です!!

①仕かけを底から浮かさない!!

1つ目は、「仕かけを底から浮かさない」こと。

タコは底にいて、エサを捕まえて捕食します。

仕かけが底にあれば、タコは足を伸ばして捕まえやすいですが、仕かけが浮いていると、なかなかエギを抱き込むまで至らないことも多いからです。

仕かけを浮かさないように誘う。

これは、ビギナーには難しく感じるかもしれませんが、竿先を下ではなく、水平より上向きで誘う。

コレだけで、仕かけを底から浮かさずに誘うことが容易にできます。

竿の角度は、潮や船の流れによって前方へ払い出したり、船下へ入ったりするので変わってきますが、「穂先は水平よりも上向きで構える」ことを意識すれば、誰にでも簡単にできると思います。

この上向きに構えた穂先で、テンションを掛けたり(穂先が曲がる)抜いたり(穂先が真っ直ぐになる)するだけです。

②アタリがあれば、竿先を下げて送り込む

2つ目は、アタリかな!? と思うような違和感があれば、すぐに合わせずに、竿先を下げて送り込むことです。

船のタコ釣りは、アタリがあっても掛からない、もしくは掛かっても巻き上げ途中に外れてバレる、ということが多い釣りです。

これは、なぜか?

大抵は、タコに針がしっかりと掛かっていないからです。

「タコはエサを見付けると、高活性の時を除けば、まずは足を伸ばして触ってくる」と言われています。

その時にアタリと感じて合わせても、針がタコの足をスリ抜けて掛からなかったり、合わせても足1本で掛かってしまい、巻き上げる時に外れてしまうことも多いんです。

ここで竿先を下げていき、ひと呼吸置いてやると、タコが体全体でエギを抱き込み、合わせればガッチリと足の付け根や太い所に掛かりやすくなる訳です。

つまり、バラシ低減につながります。

 

先日は、つりそく船釣りクラブの釣行会で明石の船タコ釣りに出掛けましたが、筆者の乗った船はほとんど全員が明石のタコ釣りが初めてのビギナーたち。

釣り開始前に1人1人に、上記の2つのキモを含めて実演をしながらアドバイスを送ると、乗りが渋かった日にも関わらず、何とメンバー全員が明石ダコをゲットしてくれました!!

 

しかも、中には1㌔クラスを2ハイ上げた人もいて、掛けてからのバラシもほとんどなかったようです。

船のタコ釣りは、バラシも多い釣りですが、いかに掛けたタコをバラさないかということは、釣果を伸ばす上で必須です。

明石のタコ釣りの名手、和田勝也氏の釣りを見ていると、「仕かけを浮かさずにアタリを多く引きだし、掛けてからはバラさない」というスタイルで、次々とタコを掛けては抜き上げていきます。

初めて明石のタコ釣りに挑戦する方や、何度かやったことはあるけど、釣果が伸び悩んでいるという方は、ぜひ2つのキモを実践してみてください。

それだけで、釣果は確実に安定してくると思いますよ!!

さらに、「もっと上手くなりたい」、「名手・和田勝也氏の釣り方を詳しく見たい」という方は、こちらも参照してください↓

誘い方からアワセのタイミングまで、船タコ釣りの名手の釣りがバッチリ分かる!!【和田勝也のエギタコ攻略法】

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