【ビギナーでも釣れました】食物連鎖を利用した「タテ釣り」でタイ・メジロ・ヒラメをゲット

魅惑の「タテ釣り」

「タテ釣り」は、エリアによっては、「落とし込み」や、「アンダーベイト」と呼ばれる釣り方で、専用のサビキ仕かけを使用して、ベイトを掛け、それをエサにフィッシュイーターを釣り上げる、食物連鎖を使用した釣りだ。

ベイトを掛けるまでのテクニカルさと、ベイトを掛けた後のドキドキ、ワクワクがたまらない釣りで、近年人気の釣りのひとつだ。

三重・鳥羽沖

今回は、魚のストック量が多いと言われる三重・鳥羽沖のタテ釣りが最盛期を迎えているということで、取材を敢行。

当日は、国崎漁港の充丸に乗船。港を出て、北上し、およそ20分でポイントへと到着した。

ポイントへ着くと、大田船長から「水深53m。15~25mまでに反応があるので、その間を探ってください」と指示があり、さっそく釣りを開始した。

この日は連休ということもあり、半数の人が船釣りが初めてで、レンタルタックルを使用していた。

ベイトを掛けるのが難しくて楽しい

タテ釣りは、ベイトを掛けるのが、難しいテクニカルな釣りなので、釣果はどうなることかと思っていたが、船長の指導もあり、開始1投目から、見事ベイトを掛けることができた。

当日のベイトはウルメイワシ

ベイトが掛かれば、そのまま、仕かけを底まで下ろし、仕かけが着底すれば、3回ほどリールを巻いて底を切る。

開始早々、本命がヒット

すると、いきなり、ゴン、ゴゴンと本命のヒット。この釣りは向こう合わせでよいので、完全に竿が舞い込んでから、やり取りを開始する。

いきなりのヒットに興奮する記者。だが、それ以上に興奮する、この釣りが初めてのアングラー。船長からは「焦らんとな!」と激が飛ぶ。

しばらくして、上がってきた魚体は、美しいピンク色、マダイだ。さっそくのヒットに笑みがこぼれる。

まさか、船中ファーストヒットが、ビギナーとは。これこそ、釣りにおいてよくある、「ビギナーズラック」というものだ。幸先のよいスタートに期待も膨らむ。

何が釣れるか分からないのが魅力

この釣りは、ベイトを捕食するフィッシュイーターなら、どんな魚でも釣れる。なので、海面に上がってくるまで、何が釣れているか分からないのも魅力の釣りだ。

この日もサワラ、メジロ、ハマチと次々上がっていく。

中でも、ガツガツ、ゴゴンとアタリ、青物でもない引きを見せて上がってきたのが、ヒラメ。これには、船中も大いに盛り上がった。

「昨日は朝イチはよくベイトが掛かったけど、日が完全に昇ってからは、ベイトが散り、一気に掛かりが悪くなった。今日もそんな感じがしそう」と言っていた船長の予想通り、中層や上層まで浮いていたベイトは散り、反応がなくなる。

反応が出ても、底に張り付いているようで、かなりテクニカルな状況に。

船内ではポツポツと釣り上げていたが、まだ1人、ビギナーの人が釣れていない。船長がポイントを走り回り、何とかよい反応を見つけると、ここで、プチ時合の到来。

まだ釣っていなかった人も立て続けにメジロ、ハマチと釣り上げて、納竿となった。

まだまだ、盛り上がっていくタテ釣り。魅惑の釣りを体験するなら、今がオススメだ。

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