
末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール
和歌山沖、三重県沖、浜松沖、そして相模湾と、あちこちでキハダの釣果を聞くだけで、私はいても立ってもいられなくなり、ソワソワしてしまいます。
今回、私は地元の神奈川県の友人が、早川港から出船する船をチャーターしたとのことで、お誘いを受け、相模湾へ行ってきました。
お世話になったのは第五浩丸。あるあるですが、前日までは本当に渋い状況の様子で、エサ釣りの船も食わないとのこと。少し不安を抱きながら、いざ出船。
ポイントまでは、ゆっくり鳥山を探しながら1時間。現場に着くと、すでに数隻の船がソナーで反応を探しています。鳥も飛んでいますが、まだキハダが沸いている様子はありません。
今回のタックルですが、ゼロドラゴンのプロトキャスティングロッド3アイテムにペンシル、ポッパー、ジグミノーをセット。ラインはPE6号に、リーダーはナイロンの180lbを使用。
しばらくすると鳥が集まり始め、時おりキハダがジャンプするのが見えます。
船は全速力でその鳥山へ向かい、船が止まった瞬間にキャスト! よい所へ入るも、食いません。一瞬でナブラは沈んでしまい、また次のナブラへと船を走らせます。
これを何度も何度も繰り返すのですが、なかなか食いません。まぁ、マグロとは、そういうもんです(笑)。
こんなことで諦めてはいけません。エサ釣りの船も本来はエサに魚が付くのですが、足が速くて止まることができない様子。
こういう場合は、アグレッシブに動けるルアー船が強い。船長もとにかく、やる気のあるナブラを見つけては走ります。
すると、船の真横でいきなりボイルが発生。乗船した全員がよい所へ入るが、友人K君にだけ、なぜかヒット!
一気にドラグを滑らせ、ラインを50m引き出す、凄まじいファイト。これぞマグロの醍醐味です!
何度もラインを引き出されながらも、慎重にやり取り。最後、船の真下を大きく回り始め、船長のモリが見事に突き刺さった! その瞬間、船上は雄叫びで盛り上がります。
計測すると、25kgはある見事なキハダ。
早速、船長が腹を出すと、中からベイトである大量のサバが出てきました。K君のルアーと比較すると、まさにマッチザベイト。食った理由はこれでした。
私にヒットはありませんでしが、大興奮の釣行となりました。