
当日最大となる9.7kgのブリを釣り上げた常連の室氏
今、和歌山・串本湾内のカセでブリやメジロの大型青物が連日釣れています。例年にないほどの豊漁で10kg超のブリもしばしば登場しています。最高潮に盛り上がっているそんな串本町のカセから狙うブリ、メジロ釣りを2月15日に取材してきました。
カセからのアプローチ
串本湾では養殖が盛ん。その養殖筏にカセ(小船)を繋いでいて、そのカセに乗り込んでいて釣るのがカセ釣りです。今回は愛丸フィッシングにて取材しました。
カセにはトイレやベンチも装備されていて、女性や子供でも安心して楽しめます。なにより自分のスタイルで自由な釣りを楽しむことができるのが魅力。
この日は串本湾内の浅海というポイントにカセを付けました。
完全フカセ釣りで青物を狙う
大型も視野に入れたタックルセッティングをしましょう。エサはサシエとマキエ共にイワシを使用します。
エサのイワシは3cmほどに身を切り使用します。1度針を抜いてからもう1度エサへ刺し込むのがベストです。エサの吸い込みをよくするために針先は出さないようにしましょう。

事前予約が必要だが、2000円(1箱)で用意してくれる
さあ、準備が整えば釣り開始です。
釣り方
ここのポイントの水深は深く、ブリやメジロは比較的底付近に溜まることが多いです。マキエに突っ込む魚なので、サシエとマキエの同調が必須です。潮の状態を見て、何メートルラインを出すかを決めて、アタリが出たところをカウンターやマーキングで覚え、同じタナへ流すことでアタリが出やすくなります。
①マキエのイワシを投入
②エサを投入
③タナを決めて、潮で仕かけが流れる速さを考慮して、タナへ仕かけを入れる
④サシエとマキエが同調しないと食わない
⑤ブリorメジロが掛かれば、ゴリ巻き。カセの周辺には養殖イケスがあり、ロープでラインが切れるので糸を出さず、強気なやり取りが必要
では、この日の釣果を見てみましょう!
当日は、な、な、なんと2人で8尾の釣果。アタリは10回もあり、最大9.7kgの大物が釣れました。ブリやメジロのアタリは朝一に集中するとのこと。
また、ここでは朝イチの時合にブリを狙い、時合が終われば五目釣りを楽しむらしいです。大興奮の1日を終えて記者が思ったのは「取材じゃなくて、ほんま釣りに行きたい」でした(笑)。
例年にないほどストック量が多い串本湾のブリ&メジロです。いつまで続くか分からないのが正直な所。皆さま焦って(笑)、釣行の準備をしましょう。