今回紹介するのは高知県室戸岬沖で高確率で大型青物と出会える村雲釣具店のウキ流し釣りです。釣れる青物はアベレージサイズが70~80㎝、中には30㎏級のカンパチなどが釣れることもあり大型青物との遭遇に期待大!!
数釣りシーズンは終盤、これからはサイズに期待できる
最近の釣況ですが数釣りのシーズンは終盤のようですが大型の青物の釣果があがっています。
3月9日に30㎏級の大型カンパチも釣れており店長は「これを超える大型もおるよ、数は狙えんけど大型狙いはまだまだ出れる。あとは同じ釣り方でマダイ狙いもそろそろ行ける。乗っ込みマダイが釣れ始めてる」と話していました。
青物狙いでは室戸岬沖、マダイ狙いでは行当岬へと出船するので予約時に確認しておいてくださいね。釣り方のポイントはマダイ狙い、青物狙い共通なので参考にしてみて下さい。
タックルも仕かけも全部デカい!!
基本的なロッドは船竿150号2.4mなどのパワーがあり、長すぎないものがオススメ。リールは電動が主流。使用するラインは大型青物を狙うためPE12号とかなり太い。それを300m前後巻いておきます。
仕掛けはウキがオモリ負荷400号の中通しのハッポウウキ、オモリは300号。針はヒラマサ針13号などを使用します。ハリスは大物に耐えられるようにフロロ16~18号が3ヒロ。エダスも16~18号を50㎝ほど取る2本針仕かけ。ハリスは18号でも切られるほどの15㎏級のブリや20㎏級のカンパチが掛かることもある。これからの大型狙いのシーズンであればハリスは60~80号を使用することがあるので釣行の際はお忘れなく。
エサはマキエ、サシエともにオキアミ。サシエは抱き合わせがポイント
エサはマキエ、サシエともにオキアミを使用する。マキエはカゴにパンパンに入れすぎると、マキエが出にくくなったりするので8分目くらいに入れる。サシエのオキアミは、尾羽を取り2匹を抱き合わせで付けるのがアピール力も高くよいことが多い。潮が緩い時は網目が荒めのカゴを用意してマキエがよく出るようにするのもポイントだ。
大体1人でエサを1~1.5ケース使用(1ケース約24㎏)するのが通常の使用量。そこからは釣り人の好みとのこと。エサは1ケースで7500円。
マキエをしっかり出すことがポイント
基本的な釣り方はウキを沖に流していき、仕かけが馴染むとシャクってカゴに入ったマキエをしっかり撒き、サシエとマキエを同調させながらアタリを待つ。これが基本の釣り方です。
タナは船頭が指示してくれるのでそのタナに合わせて最初は調整しておきます。そのタナでエサ取りが多く本命がこないのであれば2ヒロタナを上げます。逆にそのタナでアタリがなくエサ取りもこないようであれば、2ヒロタナを下げます。
アワセは基本的に向こうアワセでOK。ウキが沈み込んだ時点で掛かっていることが多く、そのまま電動リールの巻き上げを開始すれば掛かります。もし掛かりに不安があるようであれば、追いアワセのような感じで大きくシャクるのも有効です。やり取りは大型を想定してガチガチにドラグを締めるより少し緩めておこう。
以上が村雲釣具店でのウキ流し釣りにおけるポイントです。ぜひ、大型青物やこれから本番の乗っ込みマダイを狙って出かけてみてはいかがでしょうか。

今回ポイントを教えてくれたのは清栄丸の山下船長。仕かけ作りや取り込みなどしっかりフォローしてもらえる
※この記事は2019年3月8日発売の週刊釣場速報に掲載された記事を再編集、加筆したものです