タックル&仕かけ図
ハリスは4ヒロ取って違和感をなくす
小堀氏は浅瀬を狙うため、いかに違和感なく食わせるかということを意識して仕かけセッティングをしていました。ハリスは4ヒロ取り、針も軽いものを使用します。

当日の小堀氏の配合エサは、オキアミ2kgをベースに遠投フカセスペシャル、グレパワーV11、湧きグレ500遠投、遠投フカセTR(集魚材は全てマルキユー)
サシエのオキアミは逆刺しがグッド!
通常の腹が内を向く刺し方ではエサ取りに取られやすいため、小堀氏は腹を外に向けて刺す逆刺しを勧めています。
コッパグレが多い春の磯を攻略するには釣り分けを意識する
御座の磯は比較的水深が浅い場所が多いです。
湾内磯のドサンコも足元から竿5本分ほどまでは水深が10mもなく、底の地形まではっきりと見えるような所でした。
この日はコッパグレやフグなどのエサ取りが多く、エサ取りをかわして本命を釣らなければならない状況。
マキエを撒くと、エサ取りは足元の根から湧いて出てくる状態です。
その時、まずは足元にマキエを撒いて、足元にエサ取りを集めます。その後、「○」のポイントへマキエを投入してから仕かけを投入します。
この根際の3ケ所を10投程度、順々に攻めていきます。
エサ取りを分散させながら本命のグレを探って釣っていくことで、数を伸ばしていくことができます。
また、グレは根に入ろうとする習性があるので、足元など、根際には気を付けましょう。
竿のパワーを生かしてグレを丁寧にいなすことでグレは上がってきます。
この日の取材が終わり、小堀氏から「取材になりました?」と一言。思わず記者は「十分過ぎます」と話しました。
これからはエサ取りが増えますが、本命のグレもますますよくなる様相です。今から準備して磯釣りを楽しみに出掛けましょう。
※この記事は2019年4月12日発売の週刊釣場速報に掲載された記事を再編集、加筆したものです