大阪湾タチウオKINGバトルファイナルの裏側を紹介
年齢も性別も超え、1人の「釣り人」として、熱く燃え上がるバトル。
大阪湾タチウオKINGバトル2021のファイナルに参加してきました! とは言え、私の実力では、予選落ちは確実。
光栄にも、今年もMCとしての参加でした。
私がタックルを持たずに船に乗るのは、唯一この日だけである。
しかし、タックルを持たないからこそ、見える景色があるのだ。
決勝の舞台は、泉佐野にある「上丸」。
AM3時半。
ハーレーに乗って到着。

愛車のハーレーと「上丸」との2ショット
参加者はもちろん、主催者、スタッフと皆の顔に緊張感が。
1分でも早く出港できるよう、メインMCの伊丹章氏が、スムーズに進行を進める。
上丸と言えば、イワシ使い放題なのだが、当日は、全員がエサを持参。
まず、そこに驚いた。
次の驚きは、誘いの引き出しの数はもちろん、タックルの数である。
中には、1人3タックル、4タックルと持参されていた。
お金にすると~…っと、野暮な考えは止めとこう。

メインMCの伊丹章氏とトモチン
ポイントに到着し、スタート!
開始早々、ウィーン、ウィーンと至る所で、電動リールの巻き上げ音が鳴り響く。
その音の密度は、いつもよりも高く、さすがファイナル。
釣り上げた時、タチウオを針から外し足元に。
片手で、仕かけを海に落としながら、もう片方の手で、タチウオをクーラーに入れるという動作が、両手で同時に行われるのだ。
時間短縮が1尾の釣果につながる。
私のように、トイレが近いと絶対に損だ。
恐れていたサバフグアタック、かわし方も皆さん対策されている。
だが、切られる時は切られる。
タングステンを3回連続で切られる場面を見た時、「優勝するには、腕と財力が必要なのか!?」と一瞬思ったが、決してそうではない。
フォールスピード重視で、全員がタングステンを使用しているのかと思いきや、鉛テンヤを使用されている方もいて安心した。
ファイナリストの凄さは一目瞭然であったが、船長のテクニック、思考にも、実は感動した。
ファイナリストそれぞれに、釣りパターンの得意、不得意があったりもする。
だからこそ、そのパターンが偏らないような船の流し方であったり、ポイントであったりと、常に船長は考えている。
移動の際、合図である「プッ」という汽笛を鳴らすタイミングも、不公平が出ないよう、敢えて状況を見ないようにしていると知った。
ほかにも、書き出せばキリがないのだが、ファイナルに立つ人、全てにプロ意識を感じた。
だからこそ、その場に立っているのだろう。
台本でも書くことができない、感動とドラマが詰まった結果となった。
初の女性上位入賞にも希望をいただいた。

「ビッグフィッシング」でおなじみの吉本美咲アナ(左)とトモチン(右)
皆さん、本当にいい顔をされていたのが印象的でした。
私もまた、ファイナルの舞台に立ちたい!
MCで♪