当日のメインポイントは地磯から数100m沖
当日狙ったポイントは 島勝浦港から出船しておよそ10分ほど。
メインは水深15~30m前後の岩礁帯と砂泥地帯の境い目の浅場。
時には60m前後の深場の岩礁帯も狙います。
また、これからの時期は15m前後の浅場がアカハタ狙いの好ポイントとなるそうなので、基本的にはライトなタックルでOKです。
仕かけはテンヤをメインに中通しオモリもグッド
初夏のアカハタはまだ活性がイマイチなので、その場合は「ひとつテンヤ」で狙うとよいそう。
「ひとつテンヤ」の以外では、船長は中通しオモリを使用した遊動式の仕かけも使用していました。
以下にテンヤ仕かけと中通しオモリをご紹介します。
活性が低い時はエサ釣りで。夏場にはワームが◎
梅雨時期はまだ活性が低いので、ワームよりもエサ釣りがよいです。
ちなみに当日、当たりエサとなったのはヒイカの1匹付けで、サバの切り身ではエサ取りの猛攻に遭いました。
エサ取りが多い場合はイカ短がエサ持ちがよく有効です。
エサの付け方は、刺し通しがベスト。
刺し通すことによってエサが外れにくくなります。

当日はサバを使用するとベラの猛攻に遭った
また、夏場にはワームで良型が狙えるそうで、ワームは上記の写真にもありましたが、ザリガニを模したワーム(クロー系ワーム)がよく、カラーは茶系、オレンジ系がよいとのことです。
梅雨〜夏のアカハタの釣り方
水深が深い場合(30m以上)は、キャスティングはしないが、水深が浅い場合(15~30m)はキャスティングがベターです。
船長いわく「夏の活性が高い時期は積極的なアクションが必要だが、梅雨時期は活性が低いため、スローな誘いがよい」とのこと。
アタリも引っ手繰るようなアタリではないので、聞き合わせがよいです。
具体的な釣り方を紹介します!
①キャスティングして底取りをする
②竿を立ててラインを張りステイ。アタリがなければフワっと竿を持ち上げて(リフト&フォール)、また底取りをしてステイ
③この時期のアカハタは活性が低いため、即アワセではなく、聞きアワセが基本。ドラグはしっかり締めておこう
「アカハタ釣りは初心者でも手軽に釣れるので、船釣り初体験の方にもオススメ。もちろん、ベテランはサイズアップを狙ったり、オオモンハタなど、ほかの根魚も狙えるので、初心者、ベテラン共に楽しめるのが魅力」と船長が話てくれました。
これからアカハタはシーズン最盛期に突入するようで、数、型ともに期待できるとのことです!
手軽に高級魚が狙えるアカハタゲーム、ぜひ、体験してみてください。

筏マルキの山本船長
※この記事は2019年6月14日発売の週刊釣場速報に掲載された記事を再編集、加筆したものです。