名人のタックル
名人が使用するロッドは、マダイ用の軟らかい竿がメイン。
同じ竿を複数用意しているのだが、使い分けは探るタナを変える時で、あらかじめタナは調整済み。
これで手返しよく釣っていくのが名人流。
ハリスの太さはマダイ狙いで5号とやや太め。
理由を尋ねると「昔は細いハリスも使ったけど、活性が高ければあまり関係なく食ってくるので太いハリスを使うようになった。どうしても食わない時だけ、3号くらいまで落とす」と北村氏は話していた。

竿はリーオマスター真鯛300TSP(ダイワ)をタナによって使い分ける

スピニングリールを使用

針は「ウタセマダイ針10号」を使用

針が鈍くなるとバラシが増えるので針研ぎは必携

ウキは1.5号を使用する
名人こだわりのエサ
北村氏のエサは7、8種類をメインに使用する。
シラサエビ、ウグイ、ダンゴ数種類、キビナゴ、砂ガニ、マムシなどだ。
エサ選びのポイントは種類と量だ。
当たりエサを見つけるために種類を持ってきておくことは当たり前だが、当たりエサを見つけたら、それを重点的に使用することになるので量も必ず多めに持ってきておいてほしいと北村氏。
ほかに有効なエサが、船着き場などに付いているイ貝。
イシダイ、イシガキダイが好反応を示すこともあるので試す価値あり。

マムシは当日最も魚の反応が良かったが、エサ取りの猛攻にあった。使う時は適当な長さにカットして頭も切っておく

カニはイシダイ、イシガキダイ狙いに強いエサでエサ取りにも強いので持っておきたいエサのひとつ
オーパ!!攻略のポイント
オーパ!!には一般コースと、放流量の多いオーパコースが存在するが、この日はオーパコースで実釣。
北村氏にオーパコースの特徴を聞くと「魚の放流量も多いけど、エサ取りの活性も高いので、身持ちのイイ硬いカニなんかを持ってきておくとええで」とアドバイス。
狙うポイントだが、「魚のおる位置はその日によって変わるね。ただ、イシダイ、イシガキダイは四隅に集まることが多いかな。イシダイは本来回遊している魚なんやけど、イシガキダイが入ってると一緒になって角で固まってることが多い。あんまり際やとネットに引っ掛かるから角から少し離した所に入れてあげるとよいよ。ほかの魚はその日によっていてる場所も違うから、釣れてる人を見ながら投入位置を変える」とのこと。

イシダイ、イシガキダイは丸をつけた角のポイントにたまりやすい
以上が海上釣り堀オーパ!!の名人北村氏に伺ったオーパ攻略のためのポイントだ。
参考にして釣果アップに繋げてみてほしい。

オーパの名人北村充造氏。釣り堀以外にも渓流釣り、エギングなどもこなすマルチアングラーだ
※この記事は2019年6月21日発売の週刊釣場速報に掲載された記事を再編集、加筆したものです。