【船テンヤタチウオ名手の輪】初期アタリから釣果へ繋げる! 冬のタチウオ攻略法を解説

寄稿:立野義昭

立野 義昭(Yoshiaki Tateno) プロフィール

早掛けスタイルを得意とするアングラー。釣り仲間からは「タテポン」という愛称で親しまれている。大阪湾タチウオキングバトル2016年、2018年ファイナリスト、シマノフィールドテスター

どうも皆さん、立野です。

今回は2021年の釣り納めと、2022年の初釣りをレポートしたいと思います。

両釣行ともに、大阪・泉佐野の北中漁港の上丸からの出船です。

釣り納めは12月29日。

若潮で天気もなかなかの、釣り日和でした。

ポイントは淡路島・洲本沖。

今シーズン、サバフグに泣かされたポイントですが、水温の低下とともに、サバフグの被害もほとんど聞かなくなりました。

この水温の低下とともに、タチウオの活性も低下してしまったのか、初期アタリをだすことも難しく、アタリも1度触っても次の追いがないこともしばしばです。

タテポン流の冬のタチウオ攻略法

そこで、そんな状況に対応するべく、タテポン流の冬のタチウオ攻略法に触れてみたいと思います。

アタリのタイミングを見てテンヤのカラーチェンジをする

まずは、テンヤのヘッドのカラーについて。

スーパー夜光、紫ゼブラ夜光系の中間色、全く光らないピンクゴールドの3種類を用意します。

朝の1投目はもちろん、スーパー夜光で攻めます。

そして、これはハイシーズンでも実践していますが、投入してからどれくらいの時間でアタリがあったかを、必ず確認します。

投入後、すぐにアタリがあるなら、そのままスーパー夜光で続行し、しばらくしてアタリがある場合は、中間色の紫ゼブラ夜光に交換。

投入後、時間が経ってからアタリがあるなら、ピンクゴールドに交換します。

夜光系カラーの交換時間の目安ですが、真っ暗にした部屋で蓄光させてから、どれぐらいの時間、光り続けているのかを確認して、その時間を参考にしましょう。

冬でも朝イチはジャークを試してみる方がよい

次に誘い方ですが、冬のタチウオでもジャークが効くタイミングがあるので、朝イチは試してみる方が◎です。

ただ、釣り納めと初釣りはジャークではなく、テンヤを跳ねさせないように、竿にテンヤの重みを感じながら、優しくフワフワと誘うのがよかったです。

この誘いを実践するために、両日ともに使用したロッドは、サーベルマスターXR91H170

硬い竿だと、次のアタリが続かないイメージですが、XRの9:1の穂先は、シリーズの中でも繊細で、タチウオのアタリを弾くことなく、誘うことができます。

エサの頭をカットするかどうかも重要

エサですが、1日を通してイワシを使用しましたが、29日は頭をカットしてシルエットを小さく見せる方がよかったです。

一方、1月2日の初釣りでは、頭を付けたままで、シルエットを大きく見せる方がよかったです。

その日に合ったエサがあるので、探ってみることが大切ですね。

優しく誘った後のロングステイ

さて、初期アタリの出し方ですが、フワフワと優しく誘った後は、ロングステイ(約15秒)でアタリをだしていきます。

テンヤを動かし過ぎない

初期アタリがでたら次の誘いですが、両日ともに移動距離を少なくした誘いがよかったです。

ちなみに、ハンドルを半回転以上、回さないのがコツです。

ここで意識してもらいたいのが、反応したタチウオの目線から、テンヤを動かしすぎないことです。

この誘い方で、しっかりとバラさない箇所に針掛かりさせて、食い込ませるのが、バラシを減らす大切なポイントです。

釣り納めには、このパターンで数釣りを楽しめましたが、2022年1月2日の初釣りは、大潮2日目…。

船長より、「1尾釣れたらラッキーやで」との言葉。

しかし、年末の状況とほぼ同じパターンで、イワシの頭をカットせずにシルエットを大きくしたりと、若干の修正を重ねて、めでたく2022年の初タチウオをキャッチすることができました。

オススメのタチウオ料理「タチウオの唐揚げ」

今回のタテポンキッチンは、タチウオの尻尾部分の美味しいレシピです。

指幅2本クラスの小型タチウオが釣れた時は、内臓と血合いをきれいに処理したら、1、2cmにブツ切りにして、袋に唐揚げ粉を入れてフリフリ。

まんべんなく粉をまとわせて、低温の油で揚げるだけ。

尻尾の先は素揚げにすると、パスタフリットみたいになって美味しいですよ!

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