魚を掛けた時に竿が曲がるというのは、見ていて、使っていて楽しいもの。
曲げて楽しむという意味で、優れているのがグラス素材。
しなやかさがあり違和感なく食い込ませることが得意で、瞬間的な負荷の変化にも追従しやすく、粘りもあります。
もちろんカーボン素材も、現代では技術の進歩で強烈なまでに粘るロッドがあるのも事実。とはいえ、グラス特有のモチッと感は結構クセになったりします(笑)。
ミッドアームGS
そんなグラスのソリッドブランクスを採用した船竿がアルファタックルから新登場となります。
それがミッドアームGS。GSはそのままグラスソリッドを意味します。
出典:アルファタックル
機種展開としては以下の通りで、1.9mモデルがブルーのブランクス、2.2mモデルがパープルのブランクスとなります。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
オモリ負荷(号) | メーカー希望 小売価格 (税別) |
73-190ML | 1.9 | 2(B) | 143 | 165 | 1.3 | 10.2 | 30-80 | 18,000円 |
73-190M | 1.9 | 2(B) | 143 | 180 | 1.4 | 10.8 | 40-100 | 19,000円 |
64-220ML | 2.2 | 2(B) | 173 | – | 1.7 | 10.5 | 30-80 | 19,000円 |
64-220M | 2.2 | 2(B) | 173 | – | 1.9 | 11.1 | 40-100 | 20,000円 |
ライトな船釣りが得意
HPS(ハイパワーソリッド)と呼ばれる、目感度のよさと粘り腰が魅力の全身グラスソリッドで、その特性を発揮しやすいバットジョイントを採用。
アパタイトデザインのブランクスと羽衣糸で、外観は「和」を感じるなつかしさを覚えるような、新しくもあるような個性あふれるデザイン。

ガイドはOリングを採用
そんなミッドアームGSですが、実はアルファタックルにはもうひとつ「ミッドアーム」というロッドがあります。
言い換えれば、ミッドアームGSは前作ミッドアームの派生系。ミッドアームが中量級のオモリ負荷までそろうのに対し、ミッドアームGSはライト~中量級な船釣りに適しているのが特徴。

リールシートはCS45-Tでスモールトリガー。扁平形状で握りやすく操作感も高い
釣りとしては、ライトアジやメバル・カサゴ、やわらかく誘って食わせたいコマセマダイ、生きエサを泳がせて狙うヒラメ(ライトヒラメ)、アマダイなどなど、比較的エサをしっかり食わせたい魚種にピッタリ!
機種 | オモリ負荷 | 対応魚種の目安 |
73-190ML | 30-80号 | ヒラメ・マダイ・イサキ・アジ・アマダイ・マハタ・メバル・カサゴ・タチウオ・チダイ |
73-190M | 40-100号 | ヒラメ・マダイ・イサキ・アジ・アマダイ・マハタ・メバル・カサゴ・タチウオ・チダイ |
64-220ML | 30-80号 | アジ・イサキ・ヒラメ・マダイ・メバル・マゴチ |
64-220M | 40-100号 | アジ・イサキ・ヒラメ・マダイ・メバル・マゴチ |
価格もリーズナブルですし、いつもと違った釣りの味わいを求めるなら、グラスソリッドのミッドアームGSは面白い存在になりそう!
個人的には、タチウオでグラスソリッドって使ったことがないので、魚種の目安にタチウオが入っているのに興味あり。テンビンタチで食わせ特化なんて時にイイのか!? 気になるところです。
発売予定:2022年5月
アルファタックル公式ミッドアームGS詳細ページはこちら
※この項の画像は一部プロトがあります
アルファタックル公式サイトで、2022年春の新製品情報が一覧で見られます。そちらもチェックしてみてください!
新製品一覧ページはこちら
