小さな魚を、大きな魚が食べる。
そうしたことは海の中では多く起きています。であれば、生きた小魚をエサにし、大きな魚を狙う図式は理にかなっています。
そんな生きたエサを使った究極系ともいえるのが、「落とし込み」と呼ばれる釣り(タテ釣り、アンダーベイトとも)。
海中へ仕掛けを送り、まずは小魚を掛ける。掛かった小魚はそのままに、それをエサにして食うであろう、より大きな魚の元へ届ける釣りです。
当然その海域にいる純度100%のエサだから、小魚をエサとするフィッシュイーターを中心に、多彩な魚がヒットしてきます。時にとてつもなくデカい魚も。
出典:アルファタックル公式
ヘッドクォーター ブルーバウトに240MH
そんな「落とし込み」に、アルファタックルが2022年の最新フラッグシップとして送り込むロッドが「ヘッドクォーター ・ブルーバウト」の240MH。

写真は210
これまでブルーバウトには210がラインナップされていて、比較すると240MHは全長が長くなっているのはもちろん、オモリ負荷や適合ハリスにおいて、もう少し重め・太めが使えるようになった機種。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
オモリ負荷(号) | 適合ハリス (号) |
ブランクス | メーカー希望 小売価格 (税別) |
BLUEBOUT 240MH | 2.40 | 1+B | 212 | – | 2.2 | 14.7 | 80-180 | MAX24 | ULDP | 77,000円 |
BLUEBOUT 210 | 2.10 | 1+B | 172 | 525 | 2.3 | 14.7 | 80-150 | MAX22 | ULDP | 70,000円 |
ヒラマサやクエ、カンパチなどに対応
どんな魚を対象としているのかといえば、デカい魚や引きが強烈な魚たち。
ヒラマサ、クエ、カンパチなどの落とし込みで狙える魚の中でも、強い・超走る大物たち。
難しいのは、落とし込みはまず小魚を掛けないといけない。それがエサになるから。そして、小魚がついたらそれをエサに大型魚を狙うので、小魚の掛けやすさと大物が掛かった時のパワーが求められます。
そこでヘッドクォーター ブルーバウトに採用されているのはMPG ULDPブランクシステム。
すご~く簡単にいうと、アルファタックルのMPG(マグナムパワーグラス)素材を、厚く巻いていて、それをギュ~ッと圧力をかけて素材同士が密着している感じの作りです。
何がいいかというと、素材自体の密度が高いので、素材同士をつなぐ余計なモノは最小限でイイ。要は不純物が少ないから素材本来の性能が活きてくる、みたいなイメージです。
結果として、小魚(ベイト)も掛けられる、本命魚が掛かってもパワー負けしない。
強いのに必要な分だけしなる、魚にとっては突っ込んでも走っても吸収されてしまう、〝暖簾に腕押し〟状態でジワジワと魚を寄せてこられる竿となっているんだそうです。
ダブルラッピングされたガイド、ファイト時に手を添えた際に滑らないレザーフロントグリップ、ギンバル付きアルミハンドルなど、パワーファイトを想定した充実のパーツも搭載。
発売は夏。気兼ねなく遠征でもできる状態になっていることを願って、貯金でもしておきましょうかね。
発売予定:2022年7月
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アルファタックル公式サイトで、2022年春の新製品情報が一覧で見られます。そちらもチェックしてみてください!
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