ズラズラっと、サビキ仕かけに連なって上がってくるマダイ。
よい条件なら、マダイの鈴なりが体験できるのも、サビキマダイの魅力です。
ポイントや海況にもよりますが、今シーズンのマダイは比較的型が揃っていて、アベレージサイズは30~40cmの釣ってよし、食べてよしのGOODサイズだとか。
それに、日によりメバルも合わせて狙い、30cm前後の尺メバルも期待できるそうで、マダイにメバルにと楽しめる、今がイチオシの釣りです。
そんなサビキマダイの好釣果が続いているのは、兵庫県姫路発の遊漁船。
小豆島周辺をメインに、状況によっては鳴門方面への遠征もあり、経験豊富なベテラン船長たちが、その日の条件にあったポイントへ案内してくれます。
各船の釣果を見てみると、マダイのその釣れっぷりはハンパないです!!
姫路港・槙龍丸
2月13日はマダイとメバル狙いで、船中マダイが48尾とメバル30尾以上にソイ2尾とハネ3尾。
型揃いのメバルも鈴なりです。
2月14日はサビキマダイでマダイ179尾で竿頭はナント30尾!!
2月15日はサビキマダイで船中でマダイ128尾で、この日も竿頭は30尾。
ダブル、トリプルどころか、4連、5連だって上がります。
このサイズが鈴なりで上がってくると、イケスやクーラーが満タンになるのも頷けますね!!
姫路港・知々丸
小豆島周辺のサビキマダイで、2月12日はマダイ30~45cm1人0~10尾とメバル20~27cm0~1尾にハネ50~60cm0~1尾。
2月14日はマダイ30~40cm1人5~25尾とハネ50~60cm0~1尾。
マダイ狙いだけに人によってはゼロの人もいますが、よい人はツ抜けどころか、20尾オーバーも数人出ています。
姫路 木場ヨットハーバー・美里丸
2月14日はマダイ狙いで、船中マダイ130尾とメバル20尾にスズキ、ガシラまじりで全員土産は十分。
見てください、この船中総釣果!!
写真に写る釣り人たちの嬉しそうな顔。この日の釣りが、いかに満足度が高かったかが、見て取れますね。
さらにさらに、2月15日は5人の貸し切りでマダイ150尾とメバル8尾にアジまじり。
この長~くズラリと並んだマダイの釣果、合計150尾ですが、これがわずか5人での釣果。頭割りすると、1人平均30尾の大釣りです。
しかも、どれも型がよく、見事な釣果ですね。
サビキマダイのキモ
船中3ケタが続出しているサビキマダイは、基本的には底から指示ダナ間を巻き上げるだけの簡単な釣りなので、ビギナー、ベテランを問わずに楽しめます。
ですが、船長たちに聞くと、好釣果を上げるためのコツはあるそうです。
その釣果に最も影響するのが、仕かけ。
サビキマダイは、胴突き仕かけに魚皮などのギジが付いたギジエで狙いますが、このサビキ仕かけが合っているか合っていないかで、同じ船でもアタリの数がかわってきます。
だから、各船ともに自慢のオリジナル仕かけを用意しており、そのコダワリ様は凄いのひと言です。
市販仕かけも多数発売されていますが、船長たちは釣らせたい一心で「船の仕かけ(船によっては数種類を常備)を使ってほしい」と言います。
通い慣れたベテランでも、船オリジナルの仕かけを使う人が多いそうで、姫路発のサビキマダイで好釣果を期待するなら、ビギナーは特に船頭仕かけ一択ですね!!
また、このサビキマダイは潮を釣る釣り。
時合が長く続く日もあれば、一瞬で終わってしまうこともあるため、根気よく誘い続けることが必要です。
「女性や子供の初心者の方が、よく釣ることもある」と船長たちが言うように、アタリがあってもなかっても、アドバイスを守って巻き続けるのも大事です。
手巻きが面倒な人は、電動リールで超スローに巻いてもらうのも有効なワザです↓
そして、仕かけ捌き。
仕かけの全長が10mを超えるモノが多く、絡ませないように仕かけを上げ下ろしすることも釣果につながってきます。
なので、仕かけの上げ下ろしは慎重にしたいですね。
ただ今、絶好調のサビキマダイ。
これからイカナゴなどのエサが流れてくれば、釣果は高いレベルで安定して期待できるそうなので、まだ体験したことがない方も、瀬戸内の春の風物詩を体感してみてはいかがですか?
美味なマダイが高確率で期待できますよ!