
末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール
今回は電動タイラバについて解説
最近は、小型の電動リールがめきめきと進化を遂げ、電動タイラバで狙うアングラーも増えています
私が、電動タイラバを実践し始めたのが2015年。
その当時はまだ電動リールでタイラバを巻いているアングラーも数えるほどでした。
タイラバの基本中の基本と呼ばれるのが「等速巻き」と呼ばれる、一定速度で巻く釣り方ですが、電動リールであれば、速度を一定に保つことは、もちろん容易です。
そして、最大の利点は、片手でも操作が可能なこと。
釣りにおいて、片手がフリーになることは非常にメリットがあり、特に操船をしながら釣るプレジャーボートや遊漁船の船長さんなどは、いち早くこの釣り方を取り入れてきました。
最近では、ロッド2本を同時に操る強者まで出てきており、今後の進化がますます楽しみでもあります。
普段、私が電動タイラバで使用するタックルを紹介します。
ロッドはZERODRAGONのEJ680、EJ681LD、リールはSHIMANOのフォースマスター200番クラス。
PE0.6号に、リーダーはフロロ3号を3ヒロ。
バッテリーはジギングと違い、消費する電力も小さいので、11ah以上が1個あれば十分です。
タイラバはバルゴを使用しています。
私の経験上、PEもリーダーもなるべく細い方が、ジギングでもタイラバでも断然食いがよいです。
細めのラインにすることで、フォールが速くなり、巻き抵抗も水切り音も少なく、魚に与える違和感も軽減されるメリットがあります。
ですから、大ダイが出るエリアでも、このタックルで私は挑んでいます。
そして、これが1番皆さんからの質問が多い、リールの巻き速度。
まず最初は、液晶表示23ぐらいの速度から始めます。
そして、食いが悪ければ、そこから徐々に速度を落とし、最も遅い時は、表示速度が5程度まで落とすこともあります。
巻き速度はいつも一定な訳ではなく、魚の活性や、潮や船の流れ方によって変化させていきます。
午前中釣れた速度でも、午後は食わないなんてこともよくあります。
また、我々人間が考えているよりも、マダイは速く泳ぐことができますので、リアクションを狙って早巻きで食わすテクニックも存在します。
電動ジギングもメジャーとなり、ディープタイラバなどでは特に今後、電動タイラバが増えてくる可能性がありますね!