「今年のアジは、脂の乗りが早い!」と、大阪府の泉南・尾崎漁港を基地とする日の出丸の船長は語る。
アジは夏の魚で、例年6月頃から脂が乗り始める。だが今年のアジは、型が小さくても、すでに脂が乗っていて絶品だ。
人気のターゲット”アジ”
冒頭でも話したように、今年のアジは脂の乗りが早い。
型が小さくても、脂が乗っていて絶品だ。捌くと、「まるでラードのような脂が滲み出てくる」と嬉しそうに船長は話していた。
船長のオススメはやはり”刺し身”。アジの味を楽しむなら刺し身が最高だろう。
記者が個人的に好きなのは、細かく切った刺し身に醤油ベースのタレをかけた”ゴマ和え”。アジを釣った日は、ゴマ和えで晩酌するのが定番だ。バクバク食べてしまうので気を付けたい。
アジの釣り方について
ここからはアジの釣り方について説明したい。
堤防からサビキでも釣れるターゲットだが、ぜひ大型が狙える船のアジ五目釣りがオススメだ。
仕かけは、胴突き仕かけの2、3本針、船長のオススメは幹糸3号、エダは2~2.5号、針は小さめのチヌ針3号。針を小さくすると、掛かりがよくなる。
この針にエサのオキアミを付けて釣る。
カウンター付きの両軸リールでも問題ないが、手返しよく釣るために電動リールを用意しよう。
釣り方は、仕かけを下ろして底を取り、すぐにリールを2~3回巻く。竿を上下させて、アジのいるタナの中で誘う。

当日のポイント、友ケ島周辺のアジがいるのは底近く
日の出丸のアジ五目では、さまざまなゲストが登場する。マダイやサバ、メバル、ガシラなど釣れると嬉しい魚ばかりだ。当日は、20cm後半の良型メバルが登場。
今回取材で訪れた日の出丸では、例年7月頃まで狙うが、タチウオが釣れ出す時期までなので、若干の変動はある。
期間限定の釣り物なので、早めに出掛けるのがオススメ。
ビギナーでも手軽に楽しめる”アジ五目釣り”。
友ケ島周辺のポイントでは、40cm超の大アジもまじることもあるので面白い。
ぜひこの機会に、絶品のアジを求めて、アジ五目釣りに出掛けてみてはいかがだろうか。