
シマノフィールドテスターの辻氏(写真左)、シマノインストラクター富所氏(写真右)
シマノインストラクターの富所氏と同フィールドテスターの辻康雄氏のテンヤタチウオ釣りを取材してきた。
当日は泉南・尾崎港の日の出丸に乗船し、洲本沖のポイントへ。
水深は86mからスタート。
タックルは、ロッドは両者とも「サーベルマスターXチューンテンヤ73M190」(シマノ)。
当日は波気が少しあるので、船の揺れを吸収してくれる柔軟さを持つ7対3調子をチョイス。
また大型を狙うため、ソフトな誘いがしやすく、バラシも少ない73調子を選んだとのこと。
リールは「フォースマスター600」(シマノ)。富所氏はダブルハンドル(DH)、辻氏はシングルハンドルを選択。
辻氏は「細かい誘いは確実にDHの方がやりやすいけど、やり取りなんかはシングルハンドルの方がやりやすい。そこは自分の釣りに合わせて選ぶとよい」と話す。テンヤはグローからスタートした。
タナは、辻氏は中層からスタート、富所氏はボトムから開始。
先にヒットしたのは富所氏。
「フォースマスター600」の微速巻き(スピードは2)とジャークを組み合わせて誘っていき、「77mで触ったよ」とのこと。
コツコツと竿先にアタリがでているのが、よく分かる。

まずはイカ先生にヒット
「意外と追いがよく、最後はグッと持っていくようなアタリにかわった」と話したのは、幅指3本のアベレージサイズ。
続いて、辻氏の竿にもヒット。
辻氏は「ゆったりとしたジャークでアタリがでて、巻いて追わせていくと、そのまま巻き掛けるような感じで掛かった」と話す。
こちらもサイズは幅指3本。
その後も、好調に釣り上げていく2人。

次々とタチウオを掛けていく
途中、辻氏が竿を見ていない時にアタリがでて、そのままフッキング。
辻氏は「Xチューンは感度がよいからコレができるんですよ。見てなくても掛けられる」と笑みを浮かべる。
カーボンモノコックグリップで、手感度に優れているXチューンだからこそできるワザだ。
「少し小型が多くて、ジャーク系の誘いをすると、幅指3本前後の小型がすぐ食いついてきますね」と2人。
今度は、大型狙いで誘いをよりスローにしていく。
「ストップ&ゴーでも速すぎないスピードで、巻き上げ幅も短くすると型が揃いやすい」と辻氏。
一方、富所氏は追わせる時の微速巻きを止めてステイを入れると良型もまじりだす。

小型の活性が高く2人は釣りのテンポをスローに落としていった
途中、富所氏の竿に先ほどまでとは違う、強い引き込みがきた。
海面まで上がってきたタチウオは、今日イチサイズ。

当日の最大サイズはイカ先生が釣り上げた